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仙台137街区再開発『電力ビル』建替えは高さ180mと135mのツインビル!(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画の事業計画書(案)公開



仙台市は2023年4月10日に、仙台市青葉区一番町の複合ビル「電力ビル」周辺の約11,000㎡の区画を一体的に整備する(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業の事業計画案を公開しました!これよると、計画中の新ビルは、南街区が地上35階、高さ180mで、オフィス、商業、ホール、駐車場等で構成、敷地面積:約7,740㎡、延床面積:約118,00㎡。北街区は、地上24階、高さ135m、オフィス、商業、ホテルで構成、敷地面積:約3,500㎡、延床面積:約54,000㎡の規模となる事が解りました。

【出展元】
→仙台市>(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業

 



<南街区>
階数:地上35階
高さ:180m
主用途:業務、商業、ホール、駐車場等
敷地面積:約7,740㎡
延床面積:約118,00㎡
容積対象面積:約96,800㎡

<北街区>
階数:地上24階
高さ:135m
主要等:業務、商業、ホテル、駐車場等
敷地面積:約3,500㎡
延床面積:約54,000㎡
容積対象面積:約42,700㎡

 

 


事業計画書(案)に掲載されていた配置図です。南街区が高さ180mのメインタワーでオフィス主体の超高層ビル。仙台トラストタワーに匹敵する新ランドマークタワーが誕生します。北街区は高さ135mでオフィス+ホテルの複合ビルとなります。敷地南西側には「アネックス棟」が設けられます。

 

 


仙台城跡から見た完成後の景観シミュレーションです。仙台トラストタワーに匹敵、もしくは超える圧倒的存在感。仙台137街区再開発は、仙台都心部のスカイラインに劇的な変化をもたらしそうです。素晴らしい!

 

これまでの経緯



仙台都心部で大規模な再開発計画が浮上しました!

報道各社が伝える所によると、仙台市青葉区一番町の複合ビル「電力ビル」周辺の約11,000㎡の区画を一体的に整備する大規模再開発事業が計画されており、地上24階と地上35階程度の高層ビル2棟が建設される事が明らかになりました!

「一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合」は2022年4月3日付けのニュースリリースで、宮城県仙台市青葉 区一番町三丁目の一部他(以下、「仙台137街区」)における街区一体の再開発計画の検討に着手した、と発表しました。仙台137街区は一番町三丁目地区計画区域に位置しており、東北の中枢都市仙台にふさわしい都心として、賑わいや市民交流活動の中心となるような都市空間を実現するとともに魅力ある街並み形成を目指します。

【出展元】
仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画について
仙台・電力ビル解体へ 2025年度以降 周辺を大規模開発
【速報】35階と24階のツインタワー建設へ 仙台・電力ビル跡地で再開発準備組合が構想発表
仙台中心部、電力ビル軸に一体開発へ 東北電力系など

※だいふくさん、アリー my dearさん、TwitterのDMでも情報を頂きました、ありがとうございました!

 



仙台137街区は、仙台市都心地区の主要幹線道路である東二番丁通りと広瀬通の交差点の南西側に位置し、多くのバス路線が停車するバス停留所「電力ビル前」と仙台市地下鉄南北線の「広瀬通駅」が近接する交通結節点です。また、百貨店やアーケード街、飲食街が集積する一番町エリアとして賑わい拠点の一面も併せ持ちます。計画地は、仙台市の都心を代表する場所として、東北を支える多様な都市機能の集積を図ることが求められています。

 

 


出展:Googleマップ

仙台137街区の再開発の主体となる組合参加者は、東日本興業(東北電力グループ)、明治安田生命保険、戸田建設、大一殖産他。事業協力者として三菱地所・戸田建設が参画しています。再開発計画の内容は仙台市と協議が行われますが、老朽建築物の建て替えを市が支援する『せんだい都心再構築プロジェクト』の施策を活用を想定している様です。

1フロア660㎡以上の高機能オフィス整備といった条件を満たして『せんだい都心再構築プロジェクト』の規制緩和が適応されれば、容積率の緩和や固定資産税負担への助成などの優遇を受ける事が出来ます。再開発準備組合は、新ビルについて地上24階と地上35階程度の高層ビル2棟を建設し、商業、オフィスなどの利用を含め、高機能化を目指す方針を示しました。また、市民に親しまれた電力ホールについては、「ホール機能は残す方針だが、規模は縮小する可能性もある」との事です。

 

 



今後は、都市計画提案が決定された後に、市街地再開発組合(本組合)を設立し、2025年度頃に再開発地区にある電力ビル、明治安田生命仙台一番町ビル、NPC24H仙台一番町パーキングなどの解体工事に取りかかる予定です。全体竣工は工事着手から概ね10年程度を見込んでいます。

 



気になる新ビルの高さですが、同じ仙台都心で建設中のアーバンネット仙台中央ビルは、地上19階だて、高さ88.7m、単純割りで1フロア4.66mとなっています。仙台137街区の新ビルは、オフィス主体の35階建てなので、保守的に見て1フロア4.5mと仮定した場合、新ビルの高さは157.5m程度になる計算です。

新年度に変わって早々に発表された、仙台都心での大規模再開発計画。敷地面積が約11,000㎡にも及ぶ大規模開発なので、仙台最大級の再開発だった「仙台トラストシティ」に匹敵する規模になりそうです。今後の詳細発表が楽しみですね!

 

計画概要

名称:(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画
所在地:宮城県仙台市青葉区一番町三丁目七番地内
地域 ・ 地区:商業地域、防火地域、2 号再開発促進地区 特定都市再生緊急整備地域
開発区域面積:約18,000 ㎡
敷地面積:約11,000㎡
指定容積率:600%   ⇒1250%に緩和(案)
基準建ぺい率:80%  ⇒70%に変更(案)
建築物の高さ最高限度 ⇒180mに緩和(案)
準備組合参加者:東日本興業(東北電力グループ)、明治安田生命保険、戸田建設、大一殖産他
事業協力者:三菱地所・戸田建設

<南街区>
階数:地上35階
高さ:180m
主用途:業務、商業、ホール、駐車場等
敷地面積:約7,740㎡
延床面積:約118,00㎡
容積対象面積:約96,800㎡

<北街区>
階数:地上24階
高さ:135m
主用途:業務、商業、ホテル、駐車場等
敷地面積:約3,500㎡
延床面積:約54,000㎡
容積対象面積:約42,700㎡

 

 

スケジュール(予定・案)


2023年度(予定) 都市計画提案・決定
2024年度(予定) 市街地再開発組合設立認可・事業計画認可
2025年度(予定) 権利変換計画認可 工事着手
2026年:冬頃、南街区アネックス棟着工/夏頃、北街区着工
2028年:夏頃、南街区アネックス棟竣工
2029年:夏頃、北街区竣工
2031年:秋頃、南街区着工
2035年:春頃、南街区竣工

※時期は、行程表の1月を冬、4月を春、7月を夏、10月を秋と仮定

2 COMMENTS

dt23

南街区の延床面積は118,000m2みたいです
この区画も楽しみですけど都市の玄関口となっている仙台駅西口(さくら野百貨店野跡地、仙台ホテル跡地+ロフト+ヒューモスの区画、イービーンズ周辺の雑居ビル群、ヤマダ電機labi周辺の雑居ビル群etc.)が気になります
新幹線や空港アクセス鉄道降りて最初に目に入る景色が古ぼけた雑居ビル群というのは仙台の都市イメージに対してかなりマイナスになってるでしょうからね
熊本や金沢など仙台より規模の小さい都市でも優れた駅前景観を創り上げてる場所があるので頑張ってほしい

jx

ようやく都心再構築プロジェクトらしい計画が出てきましたね
電力ビルは様々なイベントをやっているので、親しみのある方も多いはず。どの様に生まれ変わるか楽しみです!

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