建物の老朽化が進む仙台市の都心部で再開発が本格的に動き出しました。仙台市は、都心再構築プロジェクトの助成制度を活用した老朽建築物建て替えの第1号案件として、NTT都市開発が中心市街地で建設を計画している「(仮称)NTT仙台中央ビル」を指定しました。同計画は、ビルの更新に合わせて高機能オフィス整備などを促すための「都心部建替え促進助成制度」の対象となり、要件を満たした床面積の固定資産税などの相当額1年分が助成されます。
計画では、2017年に閉鎖したビルを建て替え、産学官連携組織「光科学イノベーションセンター」などが東北大青葉山キャンパス内に整備している次世代放射光施設との連携を見据えた複合ビルとなります。具体的には、同施設を利用する企業向けオフィスや、学生や起業家が共同利用するコワーキングスペース、研究者の寄宿舎などを想定しています。地上階には市民参画空間として「イノベーションスペース」や店舗が設置されます。
【出展元】 →せんだい都心再構築プロジェクト 老朽建築物の建替え第1号が決定しました仙台市「都心再構築プロジェクト」 第1号にNTT中央ビル | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS https://t.co/M0sh952ArB
— ロ ン グ @ 再 都 市 化 (@saitoshika_west) April 8, 2020
NTT都市開発はさらなる助成制度となる容積率緩和の指定に向けて、市と都市計画提案の事前協議を行っています。指定を受けた場合、容積率は現行の2倍となる1200%まで緩和され、最大で19階建て延べ約40,000㎡となる見通しです。計画地は仙台市市青葉区中央4-10の敷地約3000㎡で、設計は久米設計が担当。2021年度の着工、2023年度の完成を目指す計画です。
スペック
名称:(仮称)NTT仙台中央ビル
所在地:宮城県仙台市青葉区中央4丁目4−19
階数:19階建て
延床面積:約40,000㎡
敷地面積:3000㎡
建築主:NTT都市開発
設計:
施工:未定
着工:2021年
竣工:2023年度
オフィスの仕様
・専用面積660平方メートル(200坪)以上、天井高2.7m以上
・OAフロア100mm以上、スケルトンインフィル、延床面積の過半が事務所
まちの賑わい創出に寄与するオープンスペースの整備
・セキュリティシステム(非接触型ICカードリーダーの設置)
・柔軟な変更が可能な天井構造
・コワーキングスペース、イノベーションスペース
おはようございます。
長らく高さ100mを超えるビル建設が途絶えていた仙台でしたが、ようやく新規が出てくるようになってきましたね!