パビリオンの着工遅れのニュースがネットをにぎわしていますが、各国のパビリオンが徐々に明らかになってきました。
2025年大阪万博へのスペインの参加が決定したことを受け、万国博覧会における、スペインのプレゼンス管理を担当する公的機関であるアクシオン・カルチュラル・エスパニョーラ(AC/E)は、2025年大阪万博(関西)におけるスペイン館の建築デザインと総合的な展示提案の公募コンペを開始。建築・デザインスタジオのNéstor Montenegro, Enorme Studio and Smart, Green Design(ネストル・モンテネグロ、エノルメ・スタジオ、スマート・アンド・グリーン・デザイン)が、2025年大阪万博のスペイン館の設計を担当します。
スペイン館のテーマはThe Kuroshio Current(黒潮の流れ)。何世紀にもわたってスペインの航海術の大きな秘密のひとつであり、両大陸間の文化的・商業的な豊かさのチャンネルを確立した黒潮に基づいています。
パビリオンは、このアイデアに基づき、スペインと日本をつなぐ要素である海と太陽の恵みを受け、アート、デザイン、美食、情報発信を融合させた建築提案により、未来の大きな挑戦に取り組む国のイメージを提供します。
また、パビリオンは、海と同様、循環型の例であり、自然で持続可能な素材を使用し、再利用やリサイクルの過程でも環境への影響が少ないとしています。