2025年に開催される『大阪・関西万博』の公式ロゴマークの最終候補となる5作品が発表されました!
運営主体「日本国際博覧会協会」は2020年8月3日に、公式ロゴマークの最終候補となる5作品を発表しました。「大阪・関西万博ロゴマーク」最優秀作品については、今年春頃の発表を目指し選考が進められていましたが、新型コロナウィルスの影響をうけ、発表が延期されていました。
今後は8月3日から11日まで一般からの意見を受け付けた後、早ければ8月下旬にも正式に決定される予定です。
【出展元】→大阪・関西万博ロゴマーク公募サイト
→公益社団法人2025年日本国際博覧会協会事務局

「日本国際博覧会協会」協会は2019年11月~12月にロゴマークを公募し、5894件の応募の中からデザインの専門家などによる審査を経て、建築家の安藤忠雄氏を座長とする選考委員会が5作品に絞り込みました。最優秀賞作品には賞金300万円が贈られます。

東京オリンピックの騒ぎを教訓に、ロゴの制作者は正式決定後に公表され、公平を期すため審査の段階では選考委員にも知らされていません。また日本を含めた186カ国で著作権や商標登録を調査し、候補作と類似したデザインがないことを確認したとの事です。
日本を含めた186カ国で著作権や商標登録を調査し、候補作と類似したデザインがないことを確認したとの事です。
選定にあたっては万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を捉えているかなどの観点を重視。線が交差する動きで未来社会を創り出す活力・動力を表現した作品や、「輪」と「うねり」により多様性を認めた自由の中にある調和と力強さを表現した作品などが候補作に選ばれました。
ロゴマークは、万博開催に向けた機運醸成のため、ポスターやパンフレットのほか、ノベルティーなど様々な使用が想定されています。
5つの案は何れも個性派ぞろいです。以下、A〜E案のデザインコンセプトを掲載しました。うんちくよりも直感で選ぶのが良さそうです。個人的にはA案1択で、次点がB案かな・・。
さて、皆さんはどの案が良いと思われたでしょうか・・・!
『大阪・関西万博』公式ロゴマークの最終候補となる5作品

大阪・関西万博は未来社会を創り出すエンジンとなる。一本一本の線は関わる人々の情熱、活気、好奇心、誠意を表現している。それらの線は多様に交差し、やがて面となり社会を構成する。さらに内側から外側へ湧き出るように循環し、常に生まれ変わることで持続可能な世界が創り出される。俯瞰で見下ろすとそこには大阪の「O」の文字が見えるだろう。一連の動きで大阪・関西万博がもつ「未来社会を創り出す活力・動力」を表現した。

世界を動かすエネルギー、色も形も異なる多種多様な人々の想いが綯い交ぜに絡み合った時、この世界を変える、とてつもなく大きなエネルギーが生まれるはずだ。個々の枠組みを飛び越え交じり合い、違いを認め、そして一つの大きな調和を生む象徴として在れるように。大阪・関西万博は、多様性を認めた自由の中にある調和と力強さを「輪」と「うねり」で表現することで、この世界の未来を輝きに満ちたものになることを願う。

「輪かざりをつなげて、場を彩る」この行為は、個をつなげて完成する共創そのものであり、万博のコンセプトや祝祭性と調和します。輪が連なっていく様子を明快なルールによって造形し、多くの人に親しみやすく、わくわくするロゴマークを目指しました。さらに、大阪の「O(オー)」と「大」を形に取り込み、大阪・関西万博の盛り上がりを表現しています。赤は情熱や賑わいを、金はその輝きを表しています。

多様な価値観が融け合い、未来を共創する「営み」をシンボル化しました。可能性の中を巡る巨船のように、人々のロマンなど、様々な思いを受け止める佇まいを与えました。三つの立体は自然や叡智、生命など地球上のあらゆる「個」を表現し、テクスチャは共感や変化、生命力を抽象化したものです。それらが共創する形は「万博」ひいては「地球」の営みをダイナミックに表現し、あらゆるメディアで独創的な体験を生み出します。

踊っている。跳ねている。弾んでいる。だから生きている。大阪・関西万博。1970年のデザインエレメントをDNAとして宿したCELLたちが、2025年の夢洲でこれからの未来を共創する。関西とも、大阪府ともとれるフォルムを囲んだメインシンボルだけでなく、CELLたちは、文字や数字を描きだし、キャラクターとしてコミュニケーションする。自由に。有機的に。発展的に。いのちの輝きを表現していく。
おまけ



