2025年1月19日、大阪関西万博の玄関口となる新駅「夢洲駅」が開業しました!

新駅は、大阪メトロ中央線「コスモスクエア駅」から北西に約3.2km延伸し、2025年「大阪・関西万博」と2030年開業予定の「大阪IR」の玄関口として整備されました。大阪関西万博は会期中の来場者を約2820万人を想定、ピーク時の来場者は1日あたり22.7万人、夢洲駅は13.3万人が降車する見込みです。

今回の延伸区間は2つの人工島「咲洲」と「夢洲」を接続する「夢咲トンネル」を活用。この海底トンネルは2009年8月1日に開業しましたが、将来的な鉄道延伸も考慮して鉄道トンネルのスペースが設けられていました。そのため、今回の延伸工事は比較的短期間で整備する事ができました。

沢山の鉄道ファンが見守る中、コスモスクエア駅 ⇒ 咲洲駅に向かう一番列車がやってきました。新駅への期待が高鳴ります!
ついに開業した大阪メトロ『夢洲駅』

「夢洲駅・南東出入口」の様子です。規模は、長さ 約65m、幅 約19m、地上からの高さは約9.7m。鉄骨造で透過性のある膜屋根構造を採用。階段幅は約10mでエスカレーター 4基、 エレベーター 2基を設置しました。

うおおお!デカい、デカすぎる!!一日降車13.3万人、乗降客数26.6万人のほとんどを、この出口で捌くため、ここまでの広さ必要になりました。

若干、仮設感がありますが、これは万博終了後の施設変更を考慮した作りになっているからです。万博の後、2030年に大阪IRが開業、さらに万博会場跡地の開発が控えているためです。


画像では伝わりにくいですがメチャクチャ広いです。4連エスカレーターと階段を見比べると、規模感が解るかもしれません。

広大なスペースは、押し寄せる旅客の転倒事故などを防ぐ「たまり場」として、重要な役割を果たします。

次は、改札口に向かいましょう!
改札外コンコース

こちらは改札外コンコースの様子です。鏡面仕上げで「ゆらぎ」を表現した天井が凄い。

券売機の様子です。駅規模に対して台数が少ないのはICカードやクレジットカードのタッチ決済などの利用を考慮しています。

天井の「ゆらぎ」の反射が万博のデザインシステムにある「細胞」に見えました。そこまで想定したデザインかは不明です(笑)
大量の旅客をさばく16台の自動改札機

コンコース階を見通した様子です。通路長:約190m 通路幅:約17mを誇る、規格外の巨大駅です。

天井は、人々の動きと大阪の技術を見せる、金属製の「折り紙天井」です。

改札口付近の天井には、透過型LEDを用いた可変案内サインが設置されました。

ズラリと並んだ自動改札機が壮観!押し寄せる大量の旅客を一気に捌くため、自動改札機16通路が設置されました。

顔認証自動改札機は1台。大阪メトロの職員さんは登録済みで、スタスタと歩いてゲートを通過していました。普通の歩行速度で連続処理できていたので、かなり凄いシステムだと思いました。

自動改札機のアップです。いままで見たことが無いタイプです。

ICカード、クレジットカードのタッチ、QRコード、磁気券に対応。

後付け感がなく、とてもスッキリしています。
改札内に超巨大LEDビジョン

改札内コンコースを見て行きましょう!壁面には超巨大なLEDビジョンが設置されました。凄すぎる!!

夢洲LEDビジョンは、高さ3m、長さ55mの長さで、地下空間のLEDビジョンとしては、国内最大級の規模を誇ります。

反対側から見通した様子です。この超横長の画面を活かしたコンテンツを期待したいですね。万博期間中の広告費は1枠5千万円也。
規格外の大きな駅構内

改札内コンコースは、壁面の「サイネージパネル」、折り紙天井の「金属パネル」、異世界に導く「門型照明」、床面は高耐久の「磁器質タイル」を採用。床面は外側に行くほど濃くなる「グラデーション」処理が施され、空間に広がりをもたせる工夫がなされています。

改札内コンコースの画像をキャプション無しで、じっくり御覧ください。本当に美しいです。



素晴らしい・・・!
ジェンダーレスは普通の「多目的トイレ」の拡大版で安心

改札内コンコースの奥には、ジェンダーレストイレが設けられました。東京新宿の歌舞伎町タワーに設けられたジェンダーレストイレが大失敗して、わずか4ヶ月で廃止さたので夢洲駅も心配でしたが、 こちらは大丈夫そうでした。

その理由は、ジェンダーレストイレと謳っていますが、実際は、普通の駅にある「多目的トイレ」の集合体で、すべて個室になっているからです。当然普通の男女別のトイレもあるので、シンプルに「多目的トイレを増やしました」といった方が実態にあうと思います。

ジェンダーレストイレの様子です。しっかりした個室となっています。

手洗い場が共通になっている点以外は、普通の多目的トイレですね。

さらに、オムツ交換や授乳ができるブースもありました。これは子育て世代には嬉しいですね。
瞑想できる?カームスペース

一瞬「喫煙所!?」と思いましたが、こちらは心を落ち着かせる「カームスペース」でした。関西国際空港にもあるヤツですね。

内部はこんな感じでした。情報過多の状態から気分を落ち着かせるのに役立ちそうです。
3連エスカレータでホーム階と接続

さらに進んで、ホーム階に向かいます。コンコース中央付近には3連エスカレーターが設けられました。

大阪メトロの駅で、ホーム階と改札階を結ぶ3連エスカレーターは本町駅以外は見たことがありません。かなり凄いです。

最新の設備なので、照明プランも斬新です。

LED照明の動きで「片方立ち」を抑止する効果を狙っています。

ホーム階に到着しました!
近未来的なデザインに感動!

ホーム階の様子です。金属パネルの「折り紙天井」を中心に、異世界に導く「門型照明」が特徴的です。


メチャクチャカッコいい。本当に写真映えするデザインです。
クールなデザインの駅施設

ホームドアも黒色でカッコいい。


案内サイン類。

ワイド液晶を用いた発車標、駅サインを際立たせる線路側のライン照明、黒いホームドアに新サインシステム。大阪メトロの最新が詰め込まれています。

発車標はシンプルで見やすい。

線路側の緑色のライン照明が最高です。

見つめる Cat’s Eye magic play is dancing 緑色に光る・・・(解る人はオッサン確定)

ライン照明のおかげて近鉄車も近未来に変身!!

ついに開業した夢洲駅。大阪関西万博の玄関口として、将来の大阪IRの玄関口にふさわしい、すごい駅が誕生しました。万博を訪れる人々のテンションも上がると思いました。
おまけ

夢洲駅のそばには、大阪関西万博の東ゲートがありました。万博の表玄関です。

世界中の国々の国旗が掲げられる旗ポール。4月には万国旗がズラリと並んでいる事でしょう。
やはり「国」が動くとこんなにも施設、インフラが整うものかが目の当たりにしています。
地域行事ではなく、何十年かに1回あるかないかの世界博覧会。
この駅から出来上がったパビリオンを探して歩くのももう直ぐ!!
もっとオールドメディアも取り上げるべきです!(若い人はホントTV観ていないですね (⊙_⊙;) )
真夏は死ぬよな。。。
SNSで意見が出ていましたが、会場建設を見れる展望台を作ってほしいですね。
あと3ヶ月やけど。
今度下見に行こうっと。
大阪関西万博開幕まで3カ月を切り、ついに最寄りの夢洲駅が開業しましたね!
自分も万博前に一度でも現地に赴いて、様子をじっくりと見て回りたいと思いました(≧▽≦)