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関西空港・国際線保安検査場の一部を開港30周年前日の9月3日に先行オープン!20m級スマートレーン10台設置、処理能力を向上



関西エアポートは2024年8月26日付けのニュースリリースで、リノベーション工事を進めている関西空港の第一旅客ターミナルビル(T1)の新国際線エリアについて、工事が完成した国際線保安検査場の一部を、開港30周年前日の9月3日に先行オープンすると発表しました!

T1のリノベーション工事は、関西空港の国際線におけるキャパシティの拡大と、エアサイドエリア(保安検査後のエリア)の充実を目的-に、2025年春のグランドオープンを目指して行われています。

 

T1を改造して計画と実態のギャップを埋める

 



T1のリノベーション工事は、関西空港の国際線ターミナルキャパシティ拡大と、エアサイドエリア(保安検査後のエリア)の充実を目的に工事が進められています。T1は開港時国際線1200万人、国内線1200万人を計画して設計されましたが、コロナ禍前の2018年度の実績は国際線2060万人、国内線400万人で、当初設計との乖離が大きくなっていました。

 


T1リノベーション工事は、国内線の余剰施設を国際線に転用・再配置する事で、国際線のターミナルキャパシティを増強します。

9月に「新国際線保安検査場」の一部が先行オープン!



関西国際空港のリノベーション工事は4つのフェーズに分けて実施されており、2022年10月にフェーズ1の「新国内線エリア」開設、2023年12月にフェーズ2「新国際線出国・中央エリア」がオープンしました。今回、フェーズ3「新国際線保安検査場」の一部が2024年9月に先行オープンします。2025年春に「新国際線保安検査場」および「新国際線ラウンジ」の工事が完了し、主要機能が完成。2026年夏に「新国際線南北商業施設増設」が完了し、一連のリノベーション工事が完成する予定です。

来春に処理能力が約6000人/時に増加!


4階吹き抜け部分に床を約7〜15m伸して保安検査場の面積を拡大。現在3カ所ある保安検査場を1か所に集約。利用客の動線を自動的に切り替えるキューイングマネジメントシステム(待ち行列管理システム)を日本で初導入。レーン毎の人流を平滑化、効率化することで、よりスムーズな保安検査通過を実現。

先行オープン時には、従来よりも長い20m級のスマートレーンを10台、従来と同じ15m級を6台設置。来春のグランドオープン時は合計18レーンとなり、1時間あたりの処理能力は、約4500人から約6000人に増加します。

国際線入国エリアを3階へ移設、国際線ラウンジも3階に集約


国際線入国エリアを3階に移設し、開放的な空間での入国手続き、接続廊下を通じた一体的な運用、スムーズな入国審査/検査を目指した審査場レイアウトを実現します。



ターミナル1に就航している航空会社のラウンジ利用者向けの共用ラウンジを設置。国際線ラウンジを3階の1ヶ所に集約してリニューアル、スペースの効率化によってより広い空間を提供 。「古都と都市」をキーワードとしたビジネスラウンジと、 最上級クラスを対象としたより高級感を提供するプレミアムラウンジの2種類のラウンジ を運営します。

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