関西空港の冬期スケジュールは過去最高の週 1,451 便を予定。地震・台風被害からV字回復へ!


関西エアポート社は、2018年10月23日付けのニュースリリースで、2018年冬期の運行スケジュールを発表しました。国際定期便は、東南アジア路線の新規就航や増便に加え、中国方面のネットワークのさらなる拡充もあり、開港以来初めて週 1,400 便を超え、過去最高の週 1,451 便を見込んでいます。(3 月ピーク時点)。これは2017 年冬期スケジュールに比べ週 95 便、2018 年夏期スケジュールに比べ週+69 便と大幅に増加しています。国際旅客便数は週1,309 便で過去最高、国際貨物便数は週 142 便で冬期スケジュールとして過去 6 番目の便数となりました

【出展元】
2018 冬期スケジュール 国際定期便は開港以来初の週1,400便超

 

 

 

 

 

関西3空港 2018年度上期 4-9 旅客数実績は2371万人

 

 


台風・地震の影響があったものの、3空港合計の旅客数は前年を超 え、年度上期として過去最高となる2371万人となりました。(ITAMIの幼児旅客数を除いた場合、 2018年度上期旅客数は3空港合計で2,360万人、前年比+0.1% KIX国際線、KOBE国内線も年度上期として過去最高。 KIX国内線はLCCの路線再編もあり、前年を下回る結果となりますた。 ITAMI国内線は機材大型化等の影響で、前年比4%の増加でした。

 

 

 

国際線(KIX) 日本人/外国人旅客実績


外国人旅客は年度上期として過去最高の741万人、日本人旅客も8月まで好調を維持。外国人旅客(インバウンド)数は4-8月まで前年+11%。 大阪北部地震・台風21号の影響を受けつつ、前年+2%、年度上期として過去最高の741万人を記録しました。日本人旅客(アウトバウンド)数は4-8月までは前年+12% 台風の影響で9月は大きく前年を下回るも、年度上期合計は前年から微増の325万人で着地しました。近畿圏を襲った地震、台風の影響、国内線のドル箱である札幌方面も地震の影響を受けるなど、考えうる最悪の環境下でこの数字は驚異的です。下期は劇的なV字回復が予想できますね。

 

 

 

2018年度上期におけるKAP貨物実績


KIXの国際貨物取扱量は39万トンで、前年-4%の減少ですが、20188月までは25カ月連続で前年超え。貨物量は台風の影響があり前年は下回るものの、2016年度を上回りました 国際貨物量は、4-8月までは前年+9%と好調を維持、20168月か20188月まで、25カ月連続で前年を上回りました。 直近1週間(1015日から21日)の実績として、国際貨物便は週 263便(往復)が運航、計画に対する運航率は88.0%まで回復しています。

 

 

 

 

 

 

V字回復でさらる飛躍を遂げる関西空港



関西エアポートから上期の実績が発表されるのを心待ちにしていましたが、予想以上に健闘しており正直驚きました。また、地震、台風被害を受けつつ、冬期ダイヤが週1400便を超える過去最高値を予定するとは本当に驚きです。関空のインバウンド需要はホンモノですね。東南アジア諸国の経済成長はこれから本格化し、各国の空港施設は増強されつづています。魅力的な観光地として、目的地となっている関西空港のインバウンドは、まだまだこれからだと思いました。