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大阪ガス、ガスビル西側での複合ビル開発とガスビルのリノベーションを着工延期、 資材価格高騰で再検討



大阪ガスと大阪ガス都市開発は、大阪市中央区にある本社ビル「大阪ガスビルディング」西側の社有地に計画していた高層複合ビルの着工を延期すると発表しました。建設資材の価格高騰が主な要因で、一部の仕様や総事業費の見直しを進めています。

プロジェクトでは、同社グループが運営する駐車場跡地を活用し、オフィスや商業施設を併設した33階建ての「ガスビル西館」を建設する予定でした。しかし、建設コストの上昇を受け、スケジュールを再検討することとなり、再開発は延期となりました。

 



この開発は大阪ガスビルディングのリノベーションと連携し、既存ビルとの一体的な活用を目指すものです。登録有形文化財であるガスビルは、耐震性向上を目的に一部を減築し、アトリウム空間を創出する計画です。加えて、御堂筋側に新たなエントランスを設置し、動線の改善を図ります。

計画では、低層階に商業施設や多目的ホールを設け、上層階をオフィスとすることで、ビジネス機能と賑わいの調和を図る方針です。また、ガスコージェネレーションシステムや再生可能エネルギー設備を導入し、環境負荷の低減にも取り組む予定です。今後の詳細については、決まり次第公表する方針です。

2025年3月の様子


現地の様子です。リノベーションが延期されたので、変換点はありませんでした。



西側敷地の様子です。最近、全国各地で建設費の高騰により、再開発の計画変更が相次いでいますが、大阪都心でもその影響が出始めています。




今後の計画については不明ですが、新ビルの高さや規模は当初計画を維持してほしいですね。

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