再都市化ブログを読んでくださっている皆さんへ


この場所をずっと見てくださっていた読者の方へ。

最近の投稿に、戸惑いを覚えた方もいるかもしれません。
街のレポートでもなければ、再開発の話でもない。
難しそうな考察が増えて、「あれ?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

でも、これだけは伝えさせてください。
僕がここまで続けてこられたのは、読者の皆さんの存在があったからです。

一緒に大阪を、近畿を、ときには東京まで。
街の変化を見つめて、ともに驚き、ともに喜び、感動してきました。
それはただの趣味ではなく、人生の一部といっていいほどの時間だったと思っています。

読者の方は、このブログをどう感じてこられたでしょうか。
あの駅前の変化、あの現地レポート、あの言葉の温度──
画面越しでも、どこかで同じ風景を見て、何かを感じてくださっていたと信じています。

けれど今、僕はひとつの結論にたどり着きました。

それは──世の中の多くのことは“空気”で決まってしまうということです。
万博、IR、街づくり、報道、SNS、偏見、拡散──
内容よりも「どう見えるか」が優先され、空気が判断を支配してしまう。

このままでは、街の価値や変化がどれだけ素晴らしくても、正しく届きません。

だから僕は、「空気で決まってしまう社会構造」を言語化して可視化することに踏み出しました。

しかし、それをこのブログで続けていくのは違うとも感じています。
ここは、街の変化を淡々と、でも確かに記録してきた場所です。
読者の方が長く親しんでくださった“空気感”を壊したくはありません。

そこで決めました。
今後、再開発に直接関係しない、考察や構造の話はnoteに分けて、そちらでリミッターを外して本気で書いていきます。
このブログでは、これまで通り、街の変化を見つめていきます。駅ができれば現地に行き、街が動けばその記録を届ける。読者の方と一緒に見てきた都市の風景は、それが、僕の根っこにある感覚だからです。

いつも支えてくださり、本当にありがとうございます。
これからも、変わりゆく都市(まち)と、成長の姿を、僕は見つめ続けます。
これからも、この場所で、読者の方と再びつながれたらうれしいです。