あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします<(_ _)>
年始企画として毎年恒例になっている、昨年の年始予想の振り返りと「今年の予想」。希望と妄想をこめた昨年の予想はどうなったのでしょうか!?そして2023年は何が話題になるのでしょうか!?早速、駆け足で振り返ってみましょう!【過去記事】
→年始予想2022
→年始予想2020
→年始予想2019
→年始予想2016
→年始予想2015
→年始予想2014
→年始予想2013
→年始予想2012
→謹賀新年2011
→謹賀新年2010
1:大阪IRが国から認定され1兆円プロジェクトがついに動き始める
予想は外れました!大阪府・市は、国が定めたスケジュール通りに大阪IRの区域整備計画を提出し2022年4月26日に受理されました。
当初のスケジュールでは22年秋頃に国が認定判断する予見通しでしたが、来年以降に先送りされてしまいました。「判断が遅い!」と鱗滝さん(by鬼滅の刃)に叩かれそうな感じです。
判断の先送りについて、個人的には、大阪よりも長崎の実現性に問題があり、その対応方法について検討してるでは?と考えています。否決するにも政治的インパクトは避けられないからです。そして1回目の認定判断は大阪のみが認定され、その後にルールを変更した上で東京・福岡が名乗りを上げる流れになると思っています。
何れにせよ、東京オリンピック前に日本版IRを実現させる、との触れ込みで始まった国の政策は、先送りに次ぐ先送りと、IR事業者が引いてしまうほどのルールを策定した挙げ句、未だに不自然に先送りしようとしています。
どのような考えと政治力学が働いているのかは解りませんが、先送りと地方には現実的でないルール設定や税率がIR事業者の熱狂を冷めさせてしまった事実を反省し、次に生かす事が出来なければ、いつものダメな日本を繰り返す事になります。
2:パンデミックが終息の兆しを見せ、年末頃には国際交流が再開し始める
予想は概ね当たりましたが回復ペースはまだ緩やかです。日本政府は2022年10月11日から、訪日外国人に対するビザ免除措置の再開、入国者上限の撤廃、個人旅行(FIT)の解禁、入国者健康確認システム(ERFS)の申請を不要とし、ワクチン接種などの一部制限は残るものの、水際規制の大幅な緩和を実施しました。
JNTOが12月21日発表した11月の訪日外国人旅行者数は93万4500人(推計)で、10月に水際対策を大幅に緩和したことを受けて増加傾向が続き、前月(49万8600人)から倍増に近い伸びとなりました。
関西空港の国際線は2022年冬スケジュール(便数)で見ると、コロナ前の2019年冬期比で回復率34%となっており、閑散としていた空港は徐々に賑わいを取り戻し始めました。
来年度は国際定期便の再開にしたがって回復基調が続くと予想しますが、ゼロコロナ政策により需要回復が遅れている中国の影響があるので完全回復とまでは行かないと予想します。
関西3空港上半期の発着回数は13.2万回、旅客数は1072万人で大幅に回復!国際線冬期スケジュールは483便/週で回復率34%
3:大阪都心部に新たなラグジュアリーホテルの進出計画が3つ明らかになる
予想が外れました!2022年に発表されたラグジュアリーホテルはシンガポール・カペラグループの「パティーナ大阪」とマリオット系の独立系ブランド「オートグラフコレクション(名称未定)」の2つとなりました。
日本政策投資銀行は2022年6月30日に、2026年に近畿2府4県で1泊10万円以上する高級ホテルの客室数が約1300室不足するとの見通しをまとめました。2人1室利用時に1泊10万円以上の高級ホテルの客室は、近畿全体で26年には需要が4585室に対し、供給が3273室にとどまる試算で特に大阪府は不足数が958室と最多となりました。
大阪都心部には、今後フォーシーズンズやウォルドーフ・アストリア、パティーナが開業しましすが、富裕層向けの5つ星クラスのラグジュアリーホテルは京都の後塵を拝しており、まだまだ不足する状況が続いています。しかし、需要予測を見たデベロッパーが新ホテルを開発する可能性が高く、複数の新規案件が浮上すると思います。
近畿圏のラグジュアリーホテルが約1300室が不足!大阪府が958室不足で全体の不足数のおよそ7割を占める【2026年の需要予測】
4:御堂筋沿いに新たな高層ビルの建設計画が2つ始動する
予想は半分当たった・・といった感じで、御堂筋沿道ではありませんが付近で2つの新規案件が浮上しました!1つはガスビルのリノベーションを行いつつ、西側のコインパーキングがある敷地にに『西新ビル』計画が明らかになった他、相愛学園の学舎などをホテル棟とオフィス、学校で構成された複合超高層ビルに建て替える『(仮称)本町4丁目プロジェクト』が浮上しました。
御堂筋沿道には高度成長期建設された、以前の法定容積率をいっぱいまで使った古いビルが多数残っているので、今後も規制緩和をテコに建替えが進むと思われます。
5:新阪急ホテルの再開発の青写真が明らかに。既存ホームを減築した上で大規模化?
阪急阪神HDは、同社グループ最大の事業拠点である大阪梅田エリアのさらなる価値向上を目指し、新阪急ホテルや阪急ターミナルビルの建替え、阪急三番街を全面改修する「芝田1丁目計画」を推進していますが、『大阪梅田2030プロジェクトチーム』を設置、実現に向けた検討を加速する事になりました。
計画概要などの青写真は明らかになりませんでしたが、阪急阪神HDの次世代を担うビッグプロジェクトとして位置づけられており、今後の動向に期待が膨らみます。
阪急大阪梅田駅を大規模再開発!「大阪新阪急ホテル」に加え、阪急三番街・阪急ターミナルビルの建替えを検討【2030年以降開業】
6:イオン京橋店跡地を中心とした京橋地区再開発の青写真が明らかになる
こちらは完全に外れました・・。既存建物が解体され更地になりましたが、その後コインパーキングとして暫定利用が始まっただけで具体的な動きはありませんでした。イオン京橋店跡の再開発は、JR東西線の地下化が絡んで来るので事業者間で今後の開発方針についての話し合いが行われている段階だと思われます。相当時間がかかりそうな感じなので過度な期待を持たずに気長に待ちたいと思います。
7:近鉄が新型通勤車の導入計画を発表する
こちらは・・なんと、予想が当たってしまいました!!
近鉄は、2024年秋に通勤型の新型車両を投入すると発表、2000年デビューの「シリーズ21」車両以来、約24年ぶりに新型通勤車が導入される事になりました。昭和40年代に製造された約450両を対象に、利用状況を見極めたうえで、必要分を置き換えるとしています。初弾として4両編成10本の計40両を新造し、奈良線、京都線、橿原線、天理線へ投入、以降他路線へも展開するとしています。海外の鉄道車両を彷彿とさせる斬新な車両デザインが大きな話題となりました。
2022年の振り返りと2023年の予想
2022年はコロナ禍から日常生活に戻る為の移行期と言える年でした。世界中でワクチン接種キャンペーンが進み移動制限が解除され始め国際交流が活発化しています。国内においても秋頃から水際対策が大幅に緩和され、インバウンドが戻り始めました。
都市開発の観点で見ると、大阪では既存のビッグプロジェクトが着実に推進され、街並みが大きく変わった1年となりました。特に梅田エリアは、大阪梅田ツインタワーズ・サウスが竣工した後も「うめきた2期」「梅田3丁目計画」「大阪駅西地区」の大規模開発の工事が進み、新しい超高層ビルが次々と建ち上がりつつあります。これらの成長して行く様は、新時代の大阪を感じさせるに充分な変貌ぶりでした。また、御堂筋沿道でも老朽化したビルの建て替え再開発が行われており、徐々にですが新陳代謝が進んでいます。
2023年はコロナ禍からの本格的な回復期に突入しますが、世界的なリセッションのサイクルに飲み込まれ、経済的にはプラス要因とマイナス要因が交差します。通年で見ると緩やかに回復する年になりそうです。新年の早い段階で大阪IRが認定され、ポスト万博の起爆剤がセットされ将来への期待が膨らみます。
また、大阪万博開催に向けたインフラ整備の加速が目立つ年になりそうです。特に大阪メトロの動きが活発化、駅リニューアル、車両更新、新技術導入に加え都市開発分野への参入が加速します。なお夢洲タワー(270m)構想は一旦白紙になり現実案に修正されると思います。JR西日本は大阪駅地下ホームが関西空港を梅田に引き寄せ、空港アクセスが再評価され「関空は遠い」というイメージは少しづつ変わり始めます。阪急新大阪・なにわ筋連絡線は2023年には青写真を出さないと、なにわ筋線との同時開業が難しくなるので、こちらも動きがありそうです。
都市開発分野では「ポストうめきた2期」を見据えた動きが出始めます。具体的には「芝田1丁目計画」「中之島5丁目」「御堂筋沿道での複数開発」「京橋地区」「森之宮地区」など複数エリアで開発計画が進むと予想します。梅田の開発は引き続き活発に行われますが、御堂筋を中心とした従来の都心や京橋・森之宮といった副都心エリアの開発も動きが見られそうです。
全体的には従来の延長線上の動きが続きますが、コロナ禍で足踏み状態だったフィンテックをテコにした大阪国際金融都市構想や新産業の育成については、引き続き手探り状態が続くと予想しています。
2023年の年始予想
1:大阪IRの区域整備計画が認定されポスト万博の起爆剤がセットさせる
2:インバウンド需要が大幅に回復。23年後半にはコロナ前の水準に近づく
3:大阪駅地下ホームが開業し、関空アクセスが改善され、おおさか東線が再評価される
4:大阪メトロの動きがさらに活発化、車両更新、駅リニューアル進む
5:阪急新大阪・なにわ筋連絡線推進が正式発表される
6:御堂筋沿道ビルの建て替えが3ヶ所浮上する
7:国内・外資含め合計3つのラグジュアリーホテル進出が明らかになる
8:芝田1丁目計画の青写真が明らかになる
9:「東阪急ビル」「大阪日興ビル・梅田OSビル」の2ヶ所の再開発が浮上
10:「桜橋ボウル跡」は周辺ビルを集約した大規模開発に発展する
※念の為に・・。上記は個人が予想した内容なので、確実性、信憑性はありません!
私の2023年年始予想です。初夢です。
1,万博会場跡地に大型テーマパーク計画が浮上。
2,中之島5丁目地区の再開発が具体化。
3.医療・薬品、食品、自然エネルギー、金融など外資系企業が相次いで大阪進出。
4,地震、噴火など自然災害リスクが高まり、多くの大企業が本社機能を大阪へ移転。
5、ウメキタ周辺の大淀、中津で再開発活発化。
6、ミナミでミニライブ施設が相次いで誕生し、エンタテーメントの街に。
7,各河川で船舶の係留施設が整備され、河川交通が活発化。
8,大阪に総領事館を置いていない万博出展国が総領事館設置の動き。
9,文化庁の京都移転に合わせ、各種文化団体本部が関西進出。
10,関空ー大阪間で空飛ぶクルマの運行実験開始
どれか実現したら大阪が発展します。
明けましておめでとうございますm(_ _)m
今年は波乱に飛んだ年であったと後世言われるのでは、と思いますが、雨降って地固まる、という言葉もあります。
皆様に大阪に良い事が一つでも多く起きる事を願います。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
予想の外れはの原因は全てコロナでしょうね。
日本は苦難に弱いです。取りあえず何もしなければみたいな現状を維持させるのに精一杯で、前向きに攻めていこうとはしないですよね。
こういう時だからこそ先を見据えて新たな躍進を考えなくてはいけない筈なのですが。
IRも結局自分達の利権の問題やらが大きいのかな?
それがそのままこの国の停滞を招いているという反省が全くありません。
前途多難ですねぇ・・・。
梅北二期の公園の開発は進んできましたね。低層の建物の建設も佳境に入ってきました。
あとは南街区の東棟かな。そして分譲マンションも今年はそれなりに形が分かるようになるのでしょう。
楽しみですねぇ。
淀屋橋ツインタワーもはっきりと分かる状態になりワクワクさせてくれるのかな?
皆様、明けましておめでとうございます。
皆様、大阪にとって素晴らしい年(都市)になりますように・・・