サントラムは富山地方鉄道、富山市内軌道線に投入される新型路面電車の愛称です。サントラムは「リトルダンサー」と呼ばれる和製LRT型車両でアルナ車両・東芝・住友金属工業・東洋電機製造・ナブテスコで共同開発されました。サントラムは全長16m、乗車定員74人と、以前ご紹介した、富山環状線向けのセントラムやポートラムと比べると一回り小さいです。このサントラムの登場で富山市には「○○トラム」と名前が付く低床路面電車が3つになり、ちょっと把握しづらいと思いましたのでまとめてみました。
【富山市を走る○○トラム】
1)ポートラム:旧富山港線を再生させた日本初の本格的なLRT。毎年黒字経営をつづけ、新しい交通システムとして全国から注目を集めています。
2)セントラム:ポートラムの成功に気を良くした富山市が中心部を走る既存の路面電車線に約1kmの新線を建設、環状路線を形成し、環状運転用に投入された車両。ポートラムと色違いで基本的に同じ車両。
3)サントラム:老朽化が著しい既存の路面電車の老朽取り替えの為に投入された車両。ポートラム、セントラムより小さい車両で日本製。
リトルダンサーが南富山駅に搬入された!という噂を聞きつけ早速取材にでかけましたが、見ての通り車庫の中で籠っていました。。。本日の新聞によると、このサントラム、今日(2010年4月28日)より営業運転を開始したとの事です。今度の休みに行けば、こんなパパラッチみたいな写真じゃなくてちゃんと紹介出来たのに。。と、新聞を見てちょっと凹みました。
写真左側に停車している昔ながらのチンチン電車も、そのうちこのサントラムに置き換えられるんでしょうね。次回はちゃんと営業運転に入ったサントラムをご紹介したいと思います。