京都市では,近代建築物として歴史的・文化的価値を有しつつも,耐震性能の不足をはじめ,執務室の分散化や狭あい化,施設・設備の老朽化等多くの課題を抱える市庁舎について,それらの課題の解消とともに,防災拠点としての市庁舎の整備が急務であることから,平成26年3月に「市庁舎整備基本計画」を策定し,整備に向けた取組を進めてきました。具体的には、歴史的価値の高い本庁舎は改修、既存の西・北庁舎は建替え、本庁舎北側に分庁舎を新築する計画で、総延べ床面積は約6万0870㎡とする計画です。
【京都市役所・再整備計画の概要】
1)本庁舎及び市会議場 →耐震改修:2017年04月着工、2020年11月竣工
2)西庁舎 →建替え :2017年04月着工、2019年02月竣工予定
3)分庁舎 → 新築 :2017年04月着工、2019年05月竣工予定
4)北庁舎→建替え :2023年秋竣工予定(分庁舎竣工後に機能移転、建替え実施)
今回は、現在の市役所庁舎の北側に新築される分庁舎をご紹介します。上の配置図の黄色の部分が新築される「分庁舎」です。
現地に掲示されたいたパネルに描かれていた分庁舎の完成予想パースです。
完成予想パースと同じアングルで現地を撮影してみました。分庁舎の竣工予定は2019年5月の予定ですが、工事の進み具合から見て若干後ろ倒しになりそうです。
開いていたゲートから見た内部の様子です。分庁舎の完成後に北庁舎の機能を移転させ、玉突きで北庁舎の解体、新築工事が行われます。
最後は南東側から見た様子です。