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東海道・山陽新幹線ーN700S系電車(普通車の車内編)


N700S系電車は、東海道・山陽新幹線の次期主力車両です。現在の主力車両「N700系」が登場してから13年振りのフルモデルチェンジで、700系シリーズで最高の新幹線車両であるとの意味を込めて「Supreme(スプリーム)」の頭文字「S」が付けられました。N700S系は、さらなる安全・安定輸送の実現」「革新的技術の採用」「標準車両の実現」「快適性・利便性の向上」「より一層の環境性能向上」を提供します。

 

東海道・山陽新幹線ーN700S系電車(グリーン車の車内編)



 

 

特集2回目は、普通車の車内編です。

N700Sの普通車ては「機能的で快適な空間」をコンセプトに、今まで以上の心地良さを追求しました。グリーン車と同じくLED間接照明により大型の曲面天井パネルを照らすことで、客室全体に暖かみのある光が均一に降り注ぎ、落ち着きのある雰囲気のある客室空間が演出されています。

 

 


シートは、背もたれと座面が連動するリクライニングにより 包み込まれるよな感覚で座る事ができます。リニングレバーは従来より大型化され、より手にフィットしやすい形状になり操作しやすくなりました。


 

 

 


シートを真横から見た様子です。極限に近いぐらい薄くなり、もはや航空機のソレに近い領域に到達しました。

 

 

 


背面テーブルを出すとこんな感じです。

 

 



フルリクライニングさせるとこんな感じです。デフォルトのシートとの差が凄い。斜め後ろの人と目が合いそうなぐらい隙間が空ています。

 

 

 

 

 

三人掛けシートの様子です。真ん中だけ幅が広い事が見て取れます。

 

 

 

シート背面の様子です。全体的に曲線を多用しており柔らかい印象を受けます。

 

 

 

背面テーブルにある車内設備の案内です。

 

 

 

 

 



肘掛けに設けられたモバイル用コンセントの様子です。全席(1323席)に設置されており、ノートパソコンやスマートフォンの充電など、ビジネスや旅行で活用しそうです。

 

 

握りこぶしとフックの様子です。ジンワリと戻るフックの動きが気持ちいい。

 

 

 

シートの両端が少し飛び出しており、少し抱けプライベート感があります。

 

 

 


水濡れを検知する新しいシート素材。濡れている場所にラインが浮き上がる工夫が施されています。


 

 

 

プライベート感を演出する窓周りのデザイン。グリーン車と異なり間接照明がないので荷棚下の照度が気になる所です。

 

 

 

妻面付近の様子です。車内案内表示機はグリーン車と同じウルトラワイド液晶(LCD)。

 

 

 

列車の現在位置や列車番号が表示されるのが良いです。LCDの横に超指向性スピーカーが設置されており、天井のスピーカーをなくす事が可能になりました。

 

 

 


一部指定席号車の客室端部に新設された荷物スペースの様子です。座席と合わせて事前予約で利用出来ます。


 

 

 

床面の様子です。通路部分に模様が描かれています。

 

 

 

天井付近の様子です。デザインが有機的です。主照明が間接照明なのは300系以来ですね。

 

 

 

続いて付帯設備を少しだけご紹介します。

 

 

 


N700Sでは、より機能的でより快適な空間で利用できる様に、トイレの床面積拡大や利便性を向上させました。


 

 

 


多機能トイレ(11号車)の様子です。車椅子が入れる十分な広さを確保し、オストメイト設備が設置されています。


 

 

 

ゴミ箱などが曲面パネルに収納されています。

 

 

 


喫煙ルーム(3、7,10,15号車) の様子です。車内との完全分煙化が図られました。


 

 

 

ついに営業運転を開始したN700S。走行性能や機能面で特筆すべき進化を遂げていますが、車内設備も確実に進化を遂げていました。一見すると地味で従来のN700Aから飛躍的な進化を遂げてたわけではありませんが、こまかな所がブラッシュアップされた、実にJR東海らしい車両だと思います。

 

東海道・山陽新幹線ーN700S系電車(グリーン車の車内編)

1 COMMENT

くぼけん

せっかくそこまで売り込むのであれば、もう少し帯色に変化をつけるとか(1色増やす?)、パターンを変えるとか、何か楽しみのあるアクセントをつければよいのに。正直、メディアがワーワー言わなければ、素人目にはわからない?「ひのとり」までとは言わずとも、あっと言わせるくらいの面白さ、東海さんにはお願いしたいです。

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