大阪市交通局30000系電車(谷町線)


大阪市交30000系は大阪市営地下鉄、谷町線に投入中の最新鋭車両。関西国際空港開港のタイミングで各線に大量投入された新20系の後継車両で久々のフルモデルチェンジとなります。今回は2編成しかない30000系を1時間かけて捕まえましたので、写真でご紹介したいと思います。





        

第三世代ステンレス車体はビードが無くフラットな印象を与えます。側面窓は1枚の大窓になり行き先表示は正面がフルカラー、横幕は3色LED表示となりました。






        

デザイン上の特徴がこの車端部の号車表示。ちょっと未来チックな感じでカッコイイ。また谷町線のラインカラー「ロイヤルパープル」に加えて細い白帯、その下部に薄いパープルを配している所が目新しいです。






        

車内です。座席はカレンチバーによる片持ち支持でセミバケットシートにスタンションポール装備。最近の通勤電車のトレンドはだいたい押さえてあります。またロングシートの定員数が従来より1名減の5名になりましたが、これが現実的な定員数かな。。壁面のデコラに光沢があり従来のイメージを踏襲しています。あと、残念ながら蛍光灯グローブは省略されています。







        

車内で目を引くのがドア上部に取り付けられた液晶モニタ。千鳥配置で各所1面に設置されています。モニター上には各駅の階段、エスカレータ、エレベータの位置が表示されるので、かなり役に立つと思います。







        

大阪市営地下鉄に久々に登場した新型車両30000系。前面デザインは60系10系20系から続く「大人のデザイン」を上手く現代にアレンジした秀作で素直に「イケメンな電車」だと思います。まずは谷町線に残る老兵30系全13編成の置き換を順次実施し、2010年4月現在、営業運転を行っている6両編成2本に加えて6月に第3編成、7月に第4編成が登場する予定です。さらに谷町線への投入が完了後、御堂筋線の10系を順次置き換るとの話もあり、これからの増備が非常に楽しみですね。もし御堂筋線に30000系が大量投入されれば大阪市営地下鉄のイメージが一新される事間違いなしです。