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東海道・山陽新幹線ーN700S系電車(グリーン車の車内編)


N700S系電車は、東海道・山陽新幹線の次期主力車両です。現在の主力車両「N700系」が登場してから13年振りのフルモデルチェンジで、700系シリーズで最高の新幹線車両であるとの意味を込めて「Supreme(スプリーム)」の頭文字「S」が付けられました。N700S系は、さらなる安全・安定輸送の実現」「革新的技術の採用」「標準車両の実現」「快適性・利便性の向上」「より一層の環境性能向上」を提供します。

 

東海道・山陽新幹線ーN700S系電車(普通車の車内編)



 

 

 



特集1回目は、グリーン車の車内編です。
N700Sのグリーン車は『ゆとりとプライベート感のある空間』をコンセプトに従来よりも、さらに快適性や利便性の向上を図った客室となりました。LED間接照明により大型の曲面天井パネルを照らすことで、客室全体に暖かみのある光が均一に降り注ぎ、落ち着きのある雰囲気のある客室空間が演出されています。

 

 

 

 


室内は荷棚を感じさせない広がりのある空間と、 包み込まれるような落ち着きのある個別空間を両立させたデザイン。 全体的にN700Aよりもあかるく広々とした印象です。

 

 

シートの様子です。人間工学を追求したシートはさらに座り心地が良くなりました。ただアームレストの素材感はプラスチッキーな感じです。おそらく軽量化を突き詰めた結果だと思います。

 

 


こちらはN700Aのグリーン車の様子です。N700Sと比較すると多くの違いが在ることが解ります。

 

 

 


壁面のデザインが変わり「プライベート感」が演出されています。

 

フルリクライニングさせるとこんな感じです。人間工学の観点からクライニング機構が改良されました。回転中心の場所を従来の「かかと」から「くるぶし」を回転中心としたリクライニング機構にすることで、 座面全体が深く沈み込む際、背もたれも連動して傾斜するようになり、太もも裏の圧迫感を低減。 倒した角度によらず常に疲れにくい姿勢で心地よく座る事が出来ます。

 

 

 



インアームテーブル(肘掛収納テーブル)を出すとこんな感じです。テーブルは従来比+25%拡大され、 さらに使いやすくなりました。

 

 

 



シート背面の様子です。多目的フックが設けられ、傘やコンビニの袋を掛けられる様になりました。また網袋のサイズが拡大され「ゆとり」をもって使う事が出来ます。

 

 


スライド式背面テーブルの様子です。奥行きがあり、ノートパソコンやタブレットに対応した設計となっています。


 



シートのモケットにも工夫があります。水濡れを検知する新しいシート素材で、濡れている場所にラインが浮き上がる仕掛けが施されています。

 

 

アームレストの様子です。従来の「家具」といったイメージから「有機的」なイメージに大きく変わりました。

 

 

 

 


モバイル用コンセントはセンターアームレストに設置されています。ノートパソコンや 携帯電話の充電などに利用する事が出来ます。


 

 

 



スイッチパネル。直感的に操作可能なデザインとし、 読書灯やレッグウォーマーが利用できます。

 

 

 


リクライニングレバーです。ワンレバー方式で簡単にリクライニングさせることができます。


 

 

 


広くなった足元の空間。着席時の足元空間が従来比+15%拡大され、今まで以上に足元にゆとりが生まれました。


 

フットレストはN700Aより25%大型化されました。

 

 

 

 

足を載せるとこんな感じです。

 

 

ロールカーテンの様子です。

 


読書灯の様子です。照射面積が従来比70%拡大され手元にあるものが、より見やすくなりました。



 

 

 

 

壁面にあるフックの様子です。N700Sでは、このフックを含め「稼働パーツ」の動きが上質です。指を離しても「パチン!」と戻るのでは無く「ヌメーッ」といった感じで滑らかな動きでも戻ります。

 

 

 

 

 

窓側にペットボトル飲料などを置くことが出来ます。

 

 

 



従来、天井中央部に設置していた照明を間接照明化し、 スピーカーを客室上端部に移すことで、視覚的にも 車内空間を広く感じられる様になりました。

 

 

防犯カメラの様子です。従来は前方と後方2か所だったものを天井付近にも設置することで、車両あたり2台から6台(一部車両は4台)へ増強されました。この防犯カメラ画像は、非常停止ボタンや客室通話装置を扱った際に、運転台への通知に加え、指令所へ画像を自動で伝送されるので迅速な対応が可能になります。

 

 

 

有機的なデザインが目を引きます。車内空間を広く感じていただける空間デザインです。

 

 

 



手荷物の置忘れ防止をサポートする調光機能が設けられました。上の写真は通常状態、下の写真は明るくなった状態です。駅停車前に荷棚を明るく照らすことで、利用者の意識を荷棚に向け、手荷物の置忘れ防止をサポートします。

 

 

 

 



車内案内表示機は従来のLED方式からウルトラワイド液晶(LCD)に変わりました。従来比+50%大型化されたディスプレイは表示できる情報量が格段に増し、現在地と目的地が分かりやすくなりました。

 

グリーン車のデッキの様子です。タイルカーペットが敷かれています。

 

 


初めて乗車したN700Sのグリーン車。さらに洗練された徹底した機能性向上が図られた客室設備により快適そのものでした。

次回、普通車編に続きます。

 

東海道・山陽新幹線ーN700S系電車(普通車の車内編)

1 COMMENT

三刀流

近鉄「ひのとり」のプレミアムシートには遠く及ばないと思います。関西の私鉄はライバル路線との競争で特急車両が進化しましたが、新幹線は独占路線ですから、質より大量輸送という意識が強いです。窓を広くするとか、グリーン車なら3列シート、普通車は4列シートを設けるなど、もっとサービス向上の工夫があってもいいのでは?

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