JR西日本-キハ127系(キハ122系)気動車は、姫新線輸送改善工事に伴って導入された新型気動車で、2009年3月14日から営業運転を開始しました。最高速度は100km/h。曲線通過速度は基本速度+10km/h、メーカーは新潟トランシス。このシリーズには、片運転台形で2両1ユニットのキハ127系と、両運転台形で単行が可能なキハ122系の2系列が存在しています。
運転台付近の様子です。前面デザインは223系5000番台に準じたデザインとなっており、パッと見た感じは新型の近郊電車にも見える洗練されたデザインとなっています。
サイドビューです。ラインカラーは、稲穂をイメージしたイエロー、赤とんぼをイメージしたオレンジ、間には透明感を出すアクセントとしてホワイトが配されてます。ドア脇には公募により決定されたシンボルマークが配されています。
車内の様子です。JR西日本-キハ127系(キハ122系)は2ドア車で、ドア間は転換クロスシートとロングシートをミックスしたタイプとなっています。
クロス部分は223系0番台、2500番台と同様の2+1のタイプで通勤通学ラッシュに対応する為に通路幅が広く取られています。また、天井付近のデザインは蛍光灯グローブは省略されていますが321系を踏襲したシンプルな造形です。
連結面付近の様子です。ロングシートの造形、デザインも321系に準ずるタイプとなっています。
貫通扉の上部にはLEDタイプの情報案内装置が取り付けられていました。
JR西日本-キハ127系(キハ122系)。気動車とは思えない近代的な外観・内観は、アーバン線区の主力である223系に通じるモノを感じました。近年製造されたローカル線向けの気動車の中でも出色の出来ではないでしょうか。
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私も姫新線の新型車両はすばらしい出来栄えだと思います。
しかしJR西日本という会社は,沿線自治体が費用を負担しないと,ローカル線には手を入れてくれない会社ですよね。
可部線とか草津線とか,ある程度の需要があっても車両は古く,線路規格も低いまま放置されている路線が散見されるのが残念です。
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これは素晴らしい。十分どころでなく、100点満点の試験で120点である。JR西日本とはアーバンネットワーク以外は東日本の中古車両しかないと思っていたが、ローカル線に新快速並みのしかも新型車両を投入するとは。本線でも下関から日豊本線乗入や山陽本線下関~広島、姫路~広島、あるいは大阪環状線の普通車車両の電車区間さえ中古車両が多いのに。ひがんだ見方をすれば東には気動車の中古車両はないのだろうか。それはともかく姫路から竜野へ行くとき乗ってみたい。
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以前は電化計画もあったようですが、結局はこういうかたちになったわけですね。
今時の気動車は高性能ですから、山陽本線と直通運転しないのならこれでも十分でしょうし、小浜線などのように変電所や架線規格をケチって低速運転を強いられるよりはこちらのほうがよっぽど良いでしょう。
それにしても、名車221系からこの車両に至るデザインは確かに秀逸ですね。