ル・キューブ金沢は、金沢市武蔵地区の旧ダイエー跡地(約2500㎡)に建設されている複合商業ビルで、事業主体は、菓子製造販売を主力に全国にグループ企業を展開する「だいいちグループ(加賀市)」です。ビルの規模は、地上10階、地下1階、延べ床面積10.974㎡で店舗面積は1940㎡。1~3階の商業フロアは「かなざわはこまち」と名付けられ、食、味、健康のテーマに、だいいちグループの「福うさぎ」ブランドの菓子店が基幹テナントとて入居。4階は事務所、5 階~10階は単身者向けの1DKを中心とした高級賃貸マンション レクレドール・金沢となっています。

ル・キューブ金沢は、その名のとおり、立方体(キューブ)が積み重なったような外観が特徴で、通りに面し てガラス張り部分を多く取り、周辺景観に配慮して外壁の一部に格子柄を採用し、建物そのものをショーウインドーに見立てたてています。設計は山下設計(東京)、施工は竹中工務店(大阪)が担当しています。

メインエントランスの様子です。スーパーブランドが入居するブティックビルの様な個性的な外観となっています。

内側に向けて傾いたガラス窓が斬新な雰囲気を醸し出しています。

かなざわはこまちの入居テントはこんなラインナップです。テナントはスイーツ店ばかりですが、この市場規模で、これだけ多くのスイーツ店を密集させてやっていけるのか?少し心配ではあります。高層部の賃貸マンションの収益でバランスを取る計画なのかな・・・。
1F ギフト&スイーツ・カフェ
金澤 福うさぎ、Deux-Trois、甘党処 茶わ、Du Bon Temps、みつばちの詩工房、花えにし、LIBERTINE FLOWER WORKS、月の宵
2F カフェ&レストラン
はこまちダイニング メグ金沢、café はこまち、鉄板焼 禄、金沢すし居酒屋 花より魚、和茶寮 一の月、バンケットルーム「東山の間」
3F ヘルス&ビューティー
献血ルーム ル・キューブ、HAIR MAKE KAMIO 9、ゆめたか接骨院、ESTHE SALON PARIS

南側から見たル・キューブ金沢の様子です。

キューブの部分です。

南東側から見た、ル・キューブ金沢の様子です。

最後は北西側から見た、ル・キューブ金沢の様子です。金沢市は人口45万人程度の地方中核都市ですが、ブランド価値を高める事を明確に意識しており、都市規模の割に小粒でキラリと光る建築物が増えています。


