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富山県美術館 アート&デザイン(オノマトペの屋上編)


富山県美術館 アート & デザインは、富山県富山市木場町3丁目の富岩運河環水公園西地区に建設され美術館です。愛称は「TAD(タッド)」。これまで富山市西中野町にあった富山県立近代美術館が、建設から35年以上経ち老朽化したために移転新築され2017年3月にプレオープン、8月にグランドオープンしました。美術館のコンセプトは「アートとデザインをつなぐ」。20世紀以降の近・現代美術作品とポスターやチェアなどのデザイン作品を中心に約16,000点(時価評価額 約270億円)を収蔵しています。総工費は約85億円です。

【公式HP】
富山県美術館 アート & デザイン

 

 

 

 

屋上庭園「オノマトペの屋上」をご紹介します。「オノマトペの屋上」はグラフィックデザイナーの佐藤卓さんが手がけた子どもが遊べる庭園です。

 

 

 

 

 

 


遊具のデザインを担当した佐藤 卓氏は「にほんごであそぼ」や「デザインあ」「おいしい牛乳」などを手がけた事で有名です。

佐藤氏は、新しくできる美術館の屋上に、もともとこの地にあって子ども達に人気だった「ふわふわドーム」を移し、他にも家族で楽しめる遊具を置いて参加できる遊び場にしたい、という相談を受け「ふわふわ」がオノマトペ(擬態語、擬音語)であることに着目し、新たに「ぼこぼこ」「うとうと」といった名前の7つの遊具をデザインしたそうです。

 

新しくできる美術館の屋上に、もともとこの地にあって子ども達に人気だった「ふわふわドーム」を移し、他にも家族で楽しめる遊具を置いて参加できる遊び場にしたいという相談を受けた時、名前の中に擬態語が入っていることに気付きました。それを活かし、名前を「オノマトペの屋上」にしてはどうだろうかというアイデアに繋がりました。つまり、楽しい遊具をまず作るという発想ではなく、楽しい擬音語・擬態語を思い浮かべてから遊具を考えるというアプローチです。

美術館の屋上の遊び場が、どのようなものであるべきかを考えた時に、よく見かける遊具が置いてあるだけでは特徴がありません。他にはない発想で楽しい空間にできないだろうかという想いが、このようなアイデアに繋がりました。 出来上がりを、楽しみにしていてください。

出展:富山県美術館>佐藤卓

 

「オノマトペの屋上」のレイアウトはこんな感じです。オノマトペから連想される8つの遊具設置されています。オノマトペとは、「ぐるぐる」「ひそひそ」などの擬音語・擬態語のこと。

 

 

 

 

オノマトペの屋上の様子です。こちらは「ひそひそ」。

 

 

 

 

「うとうと」。

 

 

 

 

まんなかにあるのが「ふわふわ」。子どもたちが大好きなトランポリンです。

 

 

 

 


最後は富岩運河環水公園の天空橋から見た、富山県美術館 アート&デザイン(TAD)の様子です。

 

 

 

 

 

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