新南海会館ビルの事業概要が発表!

南海会館全景
※画像は同社ニュースリリースから引用、以下同じ


新南海会館ビルは、老朽化した現南海会館ビルを建替える再開発計画です。南海会館ビルの建て替えにあたり、難波再開発計画の南端に新しいオフィスビル(NCプロジェクト オフィス棟新築工事)を建設し、本社機能を移転、その後現南海会館ビルを解体、新ビルを建設する玉突き方式での建替えとなります。南海会館ビルの建て替えは2011年2月に南海電鉄が発表した新中期経営計画「凜進130計画で明らかになりました。2011年11月18日に「都市再生特別地区」として都市計画決定を受け、より具体的な事業計画が検討され今回の発表となりました。

【南海電鉄ニュースリリース】
南海会館ビル建替計画について(PDF:4,000KB)









南海会館北側イメージ


御堂筋側からみた、新南海会館ビルの様子です。新南海会館ビルは、なんばターミナルに直結する、地上29階、 地下2階、高さ154mの超高層複合ビルとなります。また、既存のスイスホテル南海とはT字型に配置されます。












施設構成


新南海会館の利用フロア構成図です。 低層部には商業・金融サービス施設、高層部には多様な機能展開に対応するオフィスが設けられます。また、中層部および低層部には、なんばエリアのMICE(会議・展示)機能を強化するホール・カンファレンス、先進医療の中継機能と健診機能を組み合わせたメディカルセンター、さらには、関西国際空港利用者を中心とした国内外観光客向けに多様なサービスを提供するツーリストサロンの導入を図る予定です。 


【スペック】
名称:新南海会館ビル(仮称)
階数:地上29階  地下2階 
高さ:約154m 
延床面積:約78,000m2
建物構成 :オフィス、ホール・カンファレンス、商業・サービス施設 
着工予定:2016年春  ※設備移設等の関連工事は2011年7月より着手済み 
竣工予定:2019年春 









オフィスエントランス



11階に設けられるスカイロビーの様子です。南側にはパークスの屋上庭園が広がっており緑豊かな景観となりそうです。イラストに描かれた天井高がメチャクチャ高くて圧巻です。新南海会館ビルは延べ床面積約78,000m2のうち、オフィスフロアが約57,000m2と全体の約73%を締めており特筆されます。また、オフィスフロアの階下に設けられるホール・カンファレンス(2,500m2)、メディカルセンター(1500m2)は、既存のスイスホテル南海と連携する事で同ホテルの機能強化にも繋がる意欲的な計画だと思います。この計画、なんとなくシンガポールっぽい印象を受けるのは気のせいでしょうか。。。











パークスとの接続部分

なんばバークス側に新たに設けられる広場の様子です。イラストを見ると、壁面緑化に力が入っている様に見え、パークスのイメージを引っ張ってくる様です。また、新南海会館ビルとパークスは2階レベルで直結され、地下鉄御堂筋線なんば駅方面からの歩行同線が大きく改善されます。これにより、なんばCITYとパークスの一体感が高まり、同地区の競争力強化に繋がりそうです。












パークス通り


最後は、新南海会館ビルのパークス通り側(阪神高速環状線側)の歩道の様子です。この当りの雰囲気もガラリと変わりそうですね。

より具体適な事業計画が明らかになった新南海会館ビル。難波エリアでは数少ないオフィス主体の大規模開発は非常に意義深い計画ではないでしょうか。御堂筋線なんば駅方面の地下からパークスまで、スカッとした解りやすい歩行者動線を整備出来れば相当良くなると思います。これは楽しみになってきました。