昨年、沿道ビルの高さ規制が緩和された御堂筋ですが、新基準を適用した初めての建て替え計画として注目を集めている伏見町三丁目地区(三菱東京UFJ銀行建替え)の最新の完成予想パースが公開されました!新しいビルは、地上21階、高さ107mの超高層ビルとなります。今回公開された完成予想パースを見ると、御堂筋にふさわしい重厚感のある上品なデザインとなっています。
【出典元】
→伏見町三丁目地区(三菱東京UFJ銀行建替え)の最新の完成予想パース(PDF)
→御堂筋の規制緩和第1号は三菱東京UFJ銀の超高層ビル…高さ100m超、1階にはカフェ、ギャラリーも
【過去記事】
→三菱東京UFJ銀行大阪ビルの建て替え計画が始動、御堂筋の高さ規制緩和を受け107m高層ビルを建設!
→御堂筋の新しい景観ガイドドライン-御堂筋沿道建築物のデザイン誘導等に関する要綱(案)が公表されました
新しい景観ガイドラインは、従来のガイドラインで新たに形成されつつある高さ50mの軒線を強調する事、また軒先から4mセットバックしさせた上層部分を50mを超える部分については、後退距離の2倍の高さ※1 まで、建築する事ができ、これにより、御堂筋沿いに高さ100mを超えるビルの建設が可能となりました。高層部分は4mセットバックさせるだけでそのまま高層化できる為、セントレジス大阪が入居する本町ガーデンシティよりも高層部が太い、床面積の大きなビルを建設する事が可能なので、今回の規制緩和は建築主側のメリットが大きいと思います。
※1 高さ50mを超える部分から、御堂筋の反対側の境界線より4m外側の線までの距離のうち、最小のものに2を乗じた高さ(52+a )✕2m
ついに詳細な完成予想パースが公開された伏見町三丁目地区。今回の規制緩和は建築主側のメリットがかなり大きいので、御堂筋沿いの老朽化したオフィスビルの建て替えが一気に進む可能性があります。今後の御堂筋の活性化につなげる為にも、規制緩和第一弾となる伏見町三丁目地区は是非とも成功してほしいと思いました。




