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メッセンジャーサービスの大手LINEが福岡に新社屋を建設!

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メッセンジャーサービスの大手でユーザー数が急拡大しているLINEは福岡市の都心部に国内第二の拠点となる新社屋の建設を進めていますが、昨日のニュースリリースで福岡新社屋の建設計画の概要と新ビルの外観デザインが明らかになりました。福岡新社屋は、地上11階・地下2階、延床面積13752.43㎡の規模で2014年4月に着工、16年春の完成を予定しています。


【出典元】
LINE社ニュースリリース>福岡社屋建設計画に関するお知らせ













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【スペック】
名称:LINE福岡新社屋(仮称) ※管理人が便宜上付けた仮称です
所在地: 福岡市博多区博多駅前2-172
階数: 地上11階、地下2階
高さ:51.00m
構造:S・SRC造
杭・基礎 :—
主用途:事務所、図書館
総戸数:—
敷地面積:1,589.83㎡
建築面積:1,271.50㎡
延床面積:13,752.43㎡
建築主:LINE
設計:—
施工:—
着工:2014年04月(予定)
竣工:2016年春頃(予定)











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■コンセプト
・近隣や環境への配慮を最優先し、安全で合理的な建築でありながらLINEの”人と人を繋ぐ”というコンセプトを表現
・低層部に図書館を設置し地域に開放するなど、福岡市都心部機能更新型総合設計制度を活用
・駅前通りの賑わいを公園へとつなぐ、回遊動線
・環境にも最大限に配慮し、日本の建築環境総合性能評価指標「CASBEE」の最高ランクであるSランクと、
世界的な建物環境性能評価指標「LEED」の新築部門最高ランクであるプラチナ認証を同時に取得する、
日本初のオフィスビルを目指す














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新社屋には子会社となLINE Fukuokaが入居し、本社と連携しながらLINEと関連サービスの企画・開発・運営からカスタマーサポートを行います。企画・開発運営・カスタマーサポート・翻訳などの職種で、九州を中心とした西日本地域から200人以上の採用を計画しているそうです。また、低層部には図書館を設け、市民に開放する計画です。















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計画地はこちらです。キャナルシティ博多の近くですね。LINEの福岡新社屋は外観デザインが非常に秀逸で福岡都心部の都市景観に大きなインパクトを与えるビルになりそうです。これは楽しみですね。



2 COMMENTS

匿名

SECRET: 0
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白い部分の所々に丸みを帯びていてカッコいいです。
階段部分もカッコいいです。
ただ、建物は完成予想パースよりかっこ悪くなる傾向があるので、この予想図に限りなく近い見た目のものをつくってほしいです。

jk

SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
スラブが斜めに掛けられているような斬新さに見えて、実はファサードだけ斜めになっていますってとこでしょうか?
なんにせよ、景気の悪い時は建築意匠はコンサバティブなものが多いですが、急成長するソーシャルネット関連企業らしく
思い切ったファサードで驚きます。提供するサービスのイメージカラーを纏っていて、これもまた一種のアイコン建築と
いえるのでしょうかね~。

地元の人間として記しておくと、ここより西側の川沿いはもともと都心では比較的悪場で、キャナルシティができる前は
一歩裏通りに入るとタチンボとチンピラが跋扈するような街でした。それもかれこれ30年以上前ですが。
(余談ですが、今でもキャナルから少し南のエリアである「住吉」界隈は新宿2丁目のようなLGBTを受け入れてくれる
街です。)
キャナルの強く主張する建築意匠はそんな場所の力に負けないように作られたものだといわれています。
記事中の地図中で博多駅と天神がゆがんだ正方形の対角にあるようになっているのがわかるでしょうか。
このうち上辺の明治通り、右辺の大博通り、左辺の渡辺通りが比較的ブランド価値のある立地に優れた通りと言え、
ライン福岡社屋のある地(古くは管弦町交差点といいました。)は博多・天神いずれへも利便性があるにもかかわらず
エアポケットのように旧泰然としたエリアでした。
1994年?だったかな、長年放置されてきたカネボウの紡績工場跡地にキャナルシティが誕生し、また2032年の地下鉄
延伸に向けての工事の着工、都市計画道路の開通によりにわかにスポットライトが当たったかのような場所へと変わり
つつあります。

ライン福岡社屋の場所は、旧くは移転前の旧博多駅であり、近年はチサンホテルが建っていましたが、このような立地に
着目したのはさすがと思えます。ライン社屋をきっかけに多くのベンチャーが集積する街に生まれ変わっていってほしい
ものです。

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