鶴屋は熊本を代表する老舗百貨店で、政令指定都市以外では最大の売り場面積を誇り、熊本では圧倒的な地域一番店の地位を築いています。キャッチフレーズは「こだわりと上質なくらしを提案する郷土のデパート」。2010年度の売上高は572億円です。
鶴屋本館・東館の並び。3大都市圏の大手百貨店の本店クラスの規模はあるでしょうか?地方中核都市としては破格の規模でメチャクチャ大きいです。鶴屋は基本的に写真の本館と東館の2館構成ですが、別館であるWING館とは空中経で直結されており、さらにNew-s館、ブルックスブラザーズ、鶴屋ラン・マルシェの3館が周囲に存在します。
東館の様子です。本館の西側から順々に増築して来たのでしょうか?東側になるほど建物の高さが高く新しくなって行きます。あと、壁面に取り付けられたTsuruyaの文字。なんだか見た事がある気がしませんか?じつはこのフォント、Takashimaya(高島屋)と同じフォントなんです。なるほど。それで初見なのに見覚えがある気がしたのか・・・
鶴屋本館・東館の真向かいにある再開発ビルびぷれす熊日会館。鶴屋の別館New-S館がB1~2Fに入居している他、ホテル日航熊本、熊本市現代美術館が入居しています。

上通りアーケードの様子です。アーケードに建物が隠れているので解り辛いですが、写真右側のABC-MARTの看板が付いているビルが鶴屋のNEW-S館です。
鶴屋周辺の地図です。鶴屋本館、東館、WING館、NEW-S館など位置関係が解ると思います。
それでは鶴屋周辺を後にして熊本の繁華街を歩いてみましょう。まずは熊本のメインストリート下通りアーケードの様子です。アーケードの幅がメチャクチャ広くて大規模で驚きました。アーケードの幅は15mもあるそうです。今まで見て来た全てのアーケードの中で最も幅が広く大規模だと思います。
【参考写真1】
大規模なアーケード街といえば仙台。参考としてぶらんどーむ一番町商店街のアーケードの様子をご紹介します。この辺りはファッションビルのフォーラスや百貨店の藤崎、アップルストア仙台等が立ち並ぶ仙台で最もファッション感度が高いエリアです。アーケードの高い天井や凝った装飾が素晴らしい。天井の高さは18mもあり、ビルの4階に相当します。今まではこのぶらんどーむ一番町商店街のアーケードが一番幅が広いアーケードだと思っていました。
【参考写真2】
仙台クリスロード商店街のアーケードの様子です。参考写真1のぶらんどーむ一番町商店街のアーケードには及びませんがこちらも洗練されたアーケード街です。

そして、こちらが熊本の下通りアーケード。天井の高さはぶらんどーむ一番町商店街のアーケードに負けますが幅の広さは圧倒的です。正直この広さには驚愕しました。。。
続いて、飲み屋が連なる歓楽街の様子です。この通りは西銀座通り。下通り商店街に交わる形で飲み屋通りが何本もあります。熊本の歓楽街の規模は相当広く大規模で驚きました。仙台の国分町でも危ういかもしれませんね。。。夜はどの位賑わうのか興味が在る所です。
さらに下通り商店街を歩きサンロード新市街アーケードを抜け、もう一つの商業拠点、熊本交通センターに向かいます。
熊本交通センターと県民百貨店の様子です。大きなバスターミナルに隣接して百貨店が立地しています。鶴屋がある辺りからは大体1kmほど離れています。
熊本交通センターは、熊本市内の中心部に位置する日本最大のバスターミナル。4つのプラットホームに36のバースを持ち、1日の発着便数は約5,700便で九州No.1です。
県民百貨店は、以前は阪神百貨店と資本・業務提携し、くまもと阪神という店名で営業を営業していましたがH2Oグループの再編で阪急阪神百貨店が誕生してから関係が疎遠になり、営業支援契約が切れるのを機に2011年2月23日付で県民百貨店に変更されました。
駆け足で見て回った熊本の中心繁華街。人口70万人規模の都市としては破格の規模、広さ、賑わいを誇る大きな繁華街でチョットしたカルチャーショックを受けました。最後の方にご紹介した熊本交通センターは再開発構想も在る様なので、これからさらなる近代化が進められそうです。※コメントでリクエストを頂きましたので早速記事化してみました。












