【再都市化ナレッジデータベース】←新規情報やタレコミはこちらのコメント欄にお願いします!

『福岡アリーナ(仮称)』やずやグループ、福岡市東区に新アリーナ建設、6,000席・国内最大級200mビジョン完備でBプレミア基準対応


出展:https://r-zephyr.com/

健康食品通販大手のやずやグループ(福岡市南区)は9月29日、福岡市東区香椎照葉の複合施設「アイランドアイ」内に、多目的アリーナ「福岡アリーナ(仮称)」を建設すると発表しました。2026年8月に着工し、2028年12月の完成、2029年3月の開業を目指します。

福岡市東区・香椎照葉に新アリーナ建設 延べ14,000㎡・6,000席収容

新アリーナは延べ床面積約14,000㎡、地上4階建てで、約6,000席を収容します。全長約200m・高さ約8mの帯状大型ビジョンを備えるほか、18室のVIPルームや180席の専用ラウンジを整備し、国内でも有数の先進的なアリーナとなる見込みです。

建設予定地は、やずやグループが所有する「アイランドアイ」敷地内で、既存の練習場「アイランドアイコートMIRAIBA」に隣接します。完成後はやずやグループが100%出資する民設民営方式で整備され、同社とJLLリテールマネジメントが共同で運営を担います。事業費は非公表とされています。

Bリーグ新カテゴリー「Bプレミア」参入条件を満たす最新施設

出展:https://www.bleague.jp/new-bleague/examination/

Bリーグは2026年秋に新たな最上位カテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」を創設します。参入条件は「5,000席以上のアリーナ」「VIPルーム完備」「年間売上高12億円以上」「平均入場者数4,000人以上」など厳格なものです。

新アリーナはこれらの条件を満たす設計となっており、ライジングゼファー福岡は2029-30シーズンからのBプレミア参入を視野に入れています。Bリーグの島田慎二チェアマンも「完成すれば昇格条件の一つが満たされる」と評価しています。

ライジングゼファー福岡、平均入場者数4,000人突破が最大の課題

クラブの現状を見ると、昨季の平均入場者数は約2,200人にとどまり、参入要件の4,000人を大きく下回っています。古川宏一郎社長は「プレーオフでは基準を超えたが、これを日常の光景にしなければならない」と課題を指摘しました。

そのうえで「地域に愛されるクラブとなり、福岡をバスケットボールの聖地にしたい」と意欲を示しています。

やずや矢頭社長「20年後も“あってよかった”と言われる施設に」

出展:https://r-zephyr.com/

やずやグループの矢頭徹代表は「初年度のBプレミア参入には間に合わなかったが、これ以上地元を失望させない決意で建設を決めた。20年後、30年後に『このアリーナがあって良かった』と言われる施設にしたい」と強調しました。

また、福岡第一高校校長で県バスケットボール協会会長を務める井手口孝氏は「子どもから社会人まで幅広い世代が最高の環境で試合に臨める舞台となり、ここでプレーすること自体が誇りになる。まさに『バスケットの聖地』となるだろう」と期待を寄せています。






施設名称 福岡アリーナ(仮称)
建設予定地 福岡県福岡市東区香椎照葉 アイランドアイ内
所有者 やずやグループ(民設民営)
運営予定者 やずやグループ/JLLリテールマネジメント株式会社
収容人数 約6,000席(バスケットボール興行時)
用途 多目的アリーナ(屋内施設)
延床面積 約14,000㎡
階数 地上4階
VIPルーム 18室(予定)
主な使用用途
  • ・B.LEAGUE(ライジングゼファーフクオカ)の試合開催
  • ・スポーツ大会
  • ・展示会
  • ・地域イベント 他
スケジュール 着工:2026年8月(予定)
竣工:2028年12月(予定)
開業:2029年3月(予定)

地域経済効果と都市ブランド強化──福岡をスポーツ・エンタメ都市へ

このアリーナ計画には複数の狙いがあります。


  • 地域経済への波及効果:香椎照葉エリアをスポーツ・エンタメの集客拠点として成長させ、飲食・宿泊・交通など周辺産業の活性化を促す。

  • 民設民営モデルの提示:やずやグループが行政依存ではなく、独自に整備を進めることで、民間主導型の都市開発のあり方を示す。

  • Bリーグ戦略の実現:Bプレミア参入に必要な施設基盤を整え、クラブ経営を持続可能にする。

  • 未来世代へのレガシー:「福岡にこのアリーナがあって良かった」と語り継がれる存在とし、子どもたちに夢と感動を残す。

福岡新アリーナがもたらす未来、Bプレミア参入と地域発展の両立

今回の新アリーナは単なるスポーツ施設ではなく、「福岡=スポーツとエンタメの都市」という未来像を体現する戦略的プロジェクトです。ライジングゼファー福岡のBプレミア参入に向けた切り札であると同時に、地域経済や都市ブランドを高める役割も担います。

福岡に誕生する新拠点が、次世代の選手育成や国際大会の舞台となり、長期的に地域の誇りとなることが期待されています。






出典元

  • 産経新聞「やずやグループが福岡に新アリーナ建設 6千人収容、大型ビジョンも Bリーグ本拠地に」

  • 朝日新聞デジタル「バスケットB2福岡、新本拠地を建設へ 国内最大級の大型ビジョン」

  • 西日本新聞「バスケの新アリーナが福岡市東区に! 2028年完成見込み」

  • バスケットボールキング「福岡に新たな“夢のアリーナ”建設へ『バスケットの聖地と呼ばれる場を』Bプレミア基準超え6000席予定」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です