長崎スタジアムシティは、通販大手のジャパネットグループがサッカースタジアムを中心にアリーナ・オフィス・商業施設・ホテルなどの周辺施設を民間主導で開発する大規模再開発プロジェクトです。
計画地は、長崎市幸町の三菱重工業長崎造船所幸町工場跡地約7.5haで、ジャパネットグループのリージョナルクリエーション長崎が総事業費約900億円を投じて、サッカースタジアムを中心にアリーナ・ホテル・商業施設・オフィス等で構成された巨大な街づくりを進めています。2022年7月に着工し、2024年9月に完成、2024年10月14日に開業予定です。
【出典元】→長崎スタジアムシティ
施設構成
名称:長崎スタジアムシティ
計画名称:長崎・幸町工場跡地活用事業
所在地:長崎県長崎市幸町7-1
交通:JR長崎駅から徒歩約10分、路面電車「銭座町」電停より徒歩3分
高さ:約60m ※最高部約65m
構造:S造(鉄骨造)、RC(鉄筋コンクリート造)、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)
主用途:スタジアム、アリーナ、ホテル、オフィス、商業施設
テナント数:約60~70店舗 ※全体
客室数:243室
駐車台数:約1,100台
敷地面積:約75,000㎡※内訳:6,015.48 ㎡(北敷地)、68,737.30 ㎡(南敷地)
建築面積:約44,600㎡
延べ面積:約194,000㎡
延べ床面積:183,373㎡
事業主:ジャパネットホールディングス
基本設計者:環境デザイン研究所、安井建築設計事務所JV
コンストラクションマネジメント:三菱地所設計
実施設計者:竹中工務店、戸田建設、松尾建設
企画・運営者:リージョナルクリエーション長崎
設計期間:2020年7月~22年6月
施工期間:2022年7月~24年9月(予定)
開業:2024年10月14日(予定)
事業費:約900億円
年間利用者人数:約850万人
雇用創出:約13,000人
・スタジアム:約20,000席、プロサッカー「V・ファーレン長崎」のホーム
・アリーナ:約6,000席、プロバスケットボール「長崎ヴェルカ」のホーム
・ホテル:日本初のスタジアムビューホテル
・商業施設;オープンモール型の商業施設
・オフィス:長崎県内最大級のオフィスビル
ピース スタジアム
名称:PEACE STADIUM Connected by SoftBank(ピース スタジアム コネクテッド バイ ソフトバンク)
ホームチーム:V・ファーレン長崎(J2)
面積:約35,000㎡
収容人数:約20,000席
構造:RC構造、鉄骨屋根
ピッチとの近さ:最短約5m
高さ:地上6階 (地上から約28m)
特徴
・JリーグのV・ファーレン長崎の本拠地となるサッカー専用スタジアム
・ピッチから観客席まで約5mと日本一近い臨場感が特徴
ハピネスアリーナ
名称:HAPPINESS ARENA(ハピネスアリーナ)
ホームチーム:長崎ヴェルカ(B1)
面積:27,396.15㎡
収容人数:約6,000席
実施可能な競技:バスケ・バレー・フットサル・テニス・バドミントン・3x3・卓球・ハンドボール・武道/格闘技・スポーツクライミング 等
コートとの近さ:約2m
特徴
・音楽コンサートや展示・物産展等での使用も可能な多機能・可変型の施設
・メインアリーナの屋上:フットサルコート
・サブアリーナの屋上:3人制バスケットボールコートを設置(利用想定人数はいずれも約100人を想定)
スタジアムシティホテル長崎
名称:STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI(スタジアムシティホテル長崎)
客室数:243室(全室禁煙)
各フロア
1F:駐車場・エントランス
2F:フードコート
3F:商業エリア
4F:バンケット
5F:プラチナボックス
6F:エステ・スパ・温浴施設・プール・フィットネス
7F:フロント・レストラン
8F:キャラクターフロア(ヴィヴィくん、LUCA)
9F-12F:メイン客室
13F:スイートフロア・クラブラウンジ・ライブレストラン
14F:ライブレストラン・バー
階数:14階
高さ:約60m
特徴
・サッカーの試合やスタジアムの緑を感じる「スタジアムビュー」(全体の約7割)、長崎の美しい山々と街並みが広がる「シティビュー」(全体の約3割)それぞれの特徴的な景観を、全243室の客室から楽しめる
・テレビや加湿器などの家電空気清浄機、ベッドマットレスなどの寝具、浴室やトイレのリフォーム寝具から浴室やトイレのリフォームに至るまで、滞在中に気に入ったアイテムをその場で購入可能。これまでになかった新たな宿泊体験も多数用意
・ホテル棟2Fにスタジアム直結のフードホールを設置、試合開催時/日開催時に関わらずピッチを眺めながら飲食可能な座席を設置
スタジアムシティノース
名称:STADIUM CITY NORTH(スタジアムシティノース)
規模:地上12階
フロア構成:1-3F: 商業/4-11F: オフィス・シェアオフィス/12F: 設備室、広場スペース等
延床面積:約28,700㎡(商業エリアを含むオフィス棟全体)
オフィス貸床面積:約13,900㎡(18,596.93㎡)
・長崎県内最大級の総賃貸面積
・外壁から飛び出した「えんがわ」空間が特徴的なデザイン
・バルコニーを備えた区画もあり、外気を感じながら仕事をしたり、休憩時間のリフレッシュにも活用できる
・入居企業の社員が利用できるラウンジを、スタジアムを一望できる最上階に設置
各種イベントも開催予定で、企業間の交流も促進する
スタジアムシティサウス
名称:STADIUM CITY SOUTH(スタジアムシティサウス)
延床面積:約32,800㎡
貸床面積:約20,000㎡(施設全体 20,445㎡)、約13,200㎡(南商業棟のみ 13,233㎡)
階数:7階
高さ:約37m
テナント:約30店舗(飲食含む)
特徴
・開放感を感じるアウトモール型商業棟で、大中小バラエティに富んだ店舗構成とし、長崎初のテナントなどを揃える
・地元客や観光客の憩いの場として利用できる温浴施設が誕生、温浴施設の屋上には長崎の景色を一望できる足湯を設置
これまの経緯
2024年7月の様子
現地の様子です。前回の取材が2022年10月だったので約1年9ヶ月振りの撮影です。
長崎スタジアムシティは2024年10月開業予定で、建物本体は完成しており、外構や内装工事が行われていました。
商業施設棟:STADIUM CITY SOUTH(スタジアムシティサウス)の様子です。
ピーススタジアムの様子です。ロゴマークが取り付けられました。観客席のほとんどが屋根付きとなっています。
スタジアムを真正面から見た様子です。
ハピネスアリーナの様子です。収容人数:約6,000席で、スポーツの他、音楽イベントにも対応可能です。
商業施設棟:STADIUM CITY SOUTH(スタジアムシティサウス)を近くで見た様子です。
長崎スタジアムシティのメインエントランスの様子です。大量の観客を捌く大階段と広場が特徴です。
ピーススタジアムの周辺では外構工事が行われていました。
ハピネスアリーナの様子です。
STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI(スタジアムシティホテル長崎)の様子です。
STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI(スタジアムシティホテル長崎)を北東側から見た様子です。
オフィスビル:STADIUM CITY NORTH(スタジアムシティノース)の様子です。長崎県内最大の貸床面積を誇ります。
STADIUM CITY NORTH(スタジアムシティノース)を近くで見上げた様子です。
少し離れて見た、STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI(スタジアムシティホテル長崎)の様子です。
STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI(スタジアムシティホテル長崎)を東側から見た様子です。
STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI(スタジアムシティホテル長崎)を南東側から見た様子です。