北九州市(仮称)新球技場整備事業は、北九州市小倉北区浅野三丁目に計画されている、収容人数1.5万人(将来は2満員以上に拡張可能)の新球技場の整備計画です。北九州市のシンボル施設として、Jリーグやラグビートップリーグなどレベルの高い試合をはじめ、コンサートの開催や小中高生のサッカー・ラグビー大会、グラウンドゴルフ大会、子どもたちへの芝生開放など、幅広い市民利用を行うことで、市民に夢と感動を提供するとともに、人が集い、にぎわいあふれる北九州市の創出を目指します。総事業費は約89億円(道路移設整備費を含む)です。
【出典元】→北九州市HP>スタジアムについて
新球技場は、サッカーJ2・「ギラヴァンツ北九州」のホームとしてJR小倉駅に近い同市小倉北区浅野に建設されます。JR小倉駅からは直線距離で約500m、徒歩7分程度の距離感で、新幹線駅から最も近い本格的なスタジアムとなります。
都市計画道路浅野町愛宕線を西側に25-30m移設し、陸上部で敷地面積を確保、メーンスタンドを陸側に移し、J1基準を満たす1万5000人収容とする計画で、将来は、海上部へのバックスタンド増設が可能な設計です。
スタジアムのコンセプトは「夢と感動を生みだす躍動的(ダイナミック)な観戦環境」です。スタンドとフィールドが近接することによる躍動感・臨場感の創出、選手と観客の一体感の創出、ハイレベルなスポーツ観戦環境を実現するために大型映像装置による高水準の演出、ハイレベルなメディア環境の整備などが行われる計画です。
新球技場の完成後は、プロサッカーやラグビートップリーグ、学生サッカー・ラグビーなどの試合開催や市民利用等により、年間21万人の来場を見込んでいます。ウォーターフロントに立地する都心型スタジアムというのも日本では珍しいです。最近は中心市街地の活性化作の1つとして大規模集客施設を都心部に誘致する取り組みが増えていますが、北九州市の新球技場はその中でもひときわ規模が大きく注目に値すると思います。隣接する西日本国際展示場との相乗効果も見込めそうですね。