関空躍進の原動力となっているLCC。写真の機体は春秋航空ではなくピーチと関空に貨物ハブを置くフェデックス
観光産業ニュースを配信しているトラベルボイスは、宮城・仙台市に拠点をおく旅行会社ワールドトラベルが2016年4月10日、中国・春秋グループの投資会社「春秋投資日本」と合弁バス会社設立を発表したと伝えました。新会社の名称は「春秋環球バス」、本社を大阪・泉佐野市とし、今秋までに登記などの手続きを完了する計画で、貸し切りバス事業を運営し中国人旅行者をの取り込みを中心に拡大する訪日旅行市場への対応を加速する計画です。
【出典元】
→中国春秋グループが大阪拠点の貸切バス会社を新設へ、訪日中国人の国内移動に商機、ワールドトラベルと合弁で
【関連記事】
→中国・上海の春秋航空、関空に初の海外ハブを設置、同社が就航する半数の都市(中国20都市)と結ばれることに!
※プリンさん、アリー my dearさんから情報を頂きました、ありがとうございました!
美食とショッピングを存分に楽しめるエンターテイメント性に富んだ水の都「大阪」の都心
「春秋投資日本」によると、同社は春秋グループ傘下投資事業関連の日本子会社として2016年4月に登記された新会社で、長年にわたる関西エリアでのインバウンド観光事業のノウハウをもつワールドトラベルとの合弁バス会社を設立することで、増加する訪日中国観光客の移動で利便性向上させることでビジネス拡大を狙っています。
ワールドトラベルは、中国をはじめモンゴル、ミャンマー、ベトナムといったアジア各国への海外ツアーや国内・東北地方のツアーなどを多く手掛ける企業で、同時にこれまで、日本春秋旅行と宿泊手配事業で協力関係にあり、春秋航空に対する国内でのクルー送迎用バス運営事業も展開しています。
中国・上海の格安航空会社(LCC)、春秋航空は関西国際空港を海外での初の拠点にしており、多くの訪日中国人観光客を関空に送り込んでいます。今回の合弁会社の設立は航空輸送に加え、関西エリア内の移動手段を整備する事でさらなるビジネス拡大を図る意欲的な計画だと思います。とにかくスピード感が物凄く、国内企業とは全く時間軸が違う様な気がします。設立される合弁バス会社が、インバウンド観光需要に対してどの程度のインパクトを与えるのかは解りませんが、春秋航空の動きはこれからも要注目です。
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春秋グループというと、以前のニュースで見た「オフィスビルや商業施設だった物件をホテルに用途変更する」といった事業も行っていますね。
どうしても内向きで守りに走りがちな国内企業とは違って、積極投資で矢継ぎ早にビジネスを進める外資系企業は、その良し悪しはさておいても見ていて非常に軽快なフットワークで心地よく感じるのは私だけでしょうか?この辺りは日本の企業ももう少し見習ったらいいのになと、つくづく思います。