阪急阪神ホテルズは、2019年5 月 (予定)に、JR大阪環状線「福島駅」から徒歩約 3 分の立地に「ホテル阪神アネックス大阪」を開業すると発表しました。このホテルは、近接するホテル阪神大阪の別館の位置付けで、本館よりも数千円安い価格設定で訪日外国人客をメインターゲットに据えています。また、ホテルが入居する(仮称)阪神NK共同ビルは、阪神電鉄が所有する大阪市福島区の福島5丁目所在の土地と、その土地に隣接するJR西日本が所有する同7丁目の土地を、ホテルと商業施設が入居する複合ビルとして、初めて共同で一体的に開発するビルです。阪神とJR西日本がタッグを組んだ再開発として密かな注目を集めています。
【出典元】
→「ホテル阪神アネックス大阪」2019 年 5 月開業(予定)
→阪神電鉄とJR西日本が初めての共同開発
※アリー my dear さんから情報を頂きました、ありがとうございました!
計画地はこちらです。JR環状線福島駅と阪神本線福島駅にほど近い細長い敷地です。この敷地は地下化される前の阪神本線の軌道跡を中心とした場所です。
訪日外国人がメインターゲット
新ホテルの計画地は、JR 大阪環状線・阪神電車「福島駅」徒歩すぐ、主要駅「大阪」「梅田」から 1 駅の好立地。 ローカルな食・人・文化が体験できる特性を活かし、ディープなエリアを探求したい東アジア (韓国・中国)の旅行客をメインターゲットとします。客室単価を本館の「ホテル阪神大阪」 より比較的(2,000~3,000 円程度)低く設定することで、よりリーズナブルにご利用できるとの事。
伝統的な色彩や文様など“和”を感じるデザインを採用
清楚で粋な印象の「さくら」、美しく艶やかな印象の「あかね」の 2 種類でカラースキームを 展開。デザインアート、クッション等に日本の伝統的な色彩や文様を施した着物の帯生地を用いて、“和”を感じられる“粋”でモダンな空間に仕上げています。他にも、2 階ロビーに 「回り灯籠」(枠を二重にし、回転する灯籠)を使ったフォトスポットを設置することで、フォトジェニックな空間が楽しめます。
コンパクトな客室が機能性にあふれた空間に
客室数全 254 室のうち、約 7 割を占める 15 ㎡のコンパクトな部屋には、ベッド下にスーツ ケースを収納できるスペースやアウトベイシンスタイルを採用。ベッドスペースを広く確保することで快適に過ごせる造りとなっています。他にも客室内サインにピクトグラムを用いるなど、直感的に客室のどこに何があるかわかるように工夫されています。 ※アウトベイシンスタイル…居室内に洗面台が独立していること。
22平米ツインルームの例。上のパースは、清楚で粋な印象の「さくら」
洗面台を浴室外に配置する「アウトベイシン」。今までに無いレイアウトが注目される
建設工事は順調に進んでいる
計画地の様子です。東西に細長い敷地で全景を捉えられる撮影適地がありません。◆計画概要
(1)事業主体
阪神電気鉄道株式会社、JR西日本不動産開発株式会社
(2)所在地
大阪市福島区福島52番1、同7丁目2番1の一部
(3)敷地面積
2,584平方メートル(阪神所有分:1,785平方メートル、JR西日本所有分:799平方メートル)
(4)延床面積
11,079平方メートル(3,351坪)(予定)
(5)建物規模
地上12階建て
(6)建物用途
ホテル、商業施設
◆建物概要
(1)ホテルゾーン(地上1階から12階)
入居テナントは株式会社阪急阪神ホテルズを予定しています。東京オリンピック・パラリンピックなどの開催を控え将来的な客室不足が懸念される中、今回のホテルはビジネス客に加えファミリー客をターゲットに据え、約250室の宿泊主体型ホテルとし、近接するホテル阪神と一体的運用を図ります。
(2)商業ゾーン(地上1階から3階)
入居テナントはエイチ・ツー・オー リテイリンググループである株式会社阪急オアシスを予定しています。
◆今後のスケジュール(予定)
2017年8月 建築工事着工
2019年春 開業
最期は計画地を西側から見た様子です。
画像を拝見すると、ホテル躯体の鉄骨建方は塔屋部を含めほぼ出来てきたみたいですね。
地上線路跡の細長い敷地という難点を、うまく活かせた構造だなと思いました。
スーパーの阪急オアシスも併設されますから、宿泊客の方だけでなく、これなら近隣住民の皆さんも重宝することでしょうね^_^