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長崎港元船地区(長崎市元船町)整備構想案公表!にぎわい施設や展望、緑地・広場機能を導入、歩くのが楽しい海辺の賑わい拠点を創出



長崎県は、長崎港元船地区の整備構想について、施設のイメージを表した構想案を公表しました!

整備構想の方向性として、長崎港元船地区のブランド力を高めていく事が掲げられ「長崎の海の玄関口」の発展のため、海陸の交通結節拠点としての機能を強化しつつ、海や船や 食など、臨海部であることを活かした交流空間を創造していく方針が示されました。今後は、新上屋やにぎわい施設、広場、各施設を2階部分でつなぐ歩行者通路、立体駐車場などを官民連携で整備を進める事になります。

【出典元】
長崎港元船地区整備構想

 



対象の元船地区の総面積は約8ha。整備構想案では、エリアゾーニングの考え方として、西側に五島・上五島方面への定期旅客フェリーなどのターミナル機能を集約。東側に観光・交流機能を配置し、ベイエリアの横断的な連携を強化。離島・沿岸諸島方面へのターミナル機能を強化するため、岸壁の耐震化や既存上屋の再配置などを実施。観光・交流需要の拡大を目指し、飲食施設やイベント開催可能な広場の整備を計画しています。


Aゾーン:新たに岸壁と可動橋を配置、定期貨物フェリーをシフトすることで、 国内ターミナル機能を西側に集約。定期貨物フェリーや定期旅客フェリーに機能集

約した上屋を新たに配置。上屋の屋上には、多目的機能(にぎわい施設や展望、緑地・広場機能など)の導入を目指す

 

Bゾーン:にぎわい施設や交流広場を配置、プラタナス広場からの連続性に配慮。長崎駅から長崎港ターミナルまでの歩行者動線を確保するための設備(スロープやエレベータ、エスカレーターなど)を配置し、回遊性を高めえう。にぎわい施設の前面には、軍艦島クルーズなどの観光クルーズ船の発着機能を一部集約し、周辺には、待合空間を配置。

Cゾーン:定期旅客フェリーの車両停車場を必要台数分配置。 立体駐車場を新たに配置し、必要に応じて、にぎわい施設との複合化や併設化を想定

 

Dゾーン:長崎水辺の森公園や出島ワーフとの連続性を考慮した、広場空間を配置。 広場は、長崎くんちの御旅所やイベント等で活用できる空間や、ターミナル利用者も含めた、憩い空間を配置。 必要に応じてモニュメントやカフェ等の配置を想定。

 



事業手法としてPPP/PFIの導を視野に、今後2-3年程度で新規事業化に向けた実施計画を策定し、事業化後は10年程度での整備完了を想定しています。PPP/PFIの検討範囲は約3haで、今後は、パブリックコメントや県議会での報告を経て、3月下旬に整備構想を最終決定する予定です。

 

計画地の様子


長崎港元船地区の全景です。2022年10月に長崎市を取材した際に、計画地付近を撮影していました。

このあたりがどの様な変貌を遂げるのか?今後の動きが楽しみになってきました。

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