大阪市は、「もと扇町庁舎用地」及び「もと扇町庁舎南側用地」売却に関する開発事業者募集プロポーザルにかかる事業予定者を決定しました。事業予定者はヒューリック株式会社、医療法人医誠会、一般財団法人仁厚医学研究所(3者共同)。提案価格は80億円でした。
建設地は、大阪市北区南扇町7番1(北側:4,470.63平米)と南扇町1番1(南側:4,683.57平米)で、医療施設(560床の総合病院)がメインで、「賑わい創出」機能として、劇場、健美カフェ・コンビニ、ツアーデスク等を併設した複合施設が提案されました。
【出典元】
→もと扇町庁舎用地及びもと扇町庁舎南側用地売却に関する開発事業者募集プロポーザルにかかる事業予定者の決定について
【過去記事】
→ボーリング調査が始まる!IMV計画「もと扇町庁舎用地・南側用地」の再開発の状況 19.02
→「もと扇町庁舎用地・南側用地」の再開発の状況 18.11
→「もと扇町庁舎用地・南側用地」の開発事業者はヒューリック、医誠会、仁厚医学研究所Gに決定
計画の概要
1)560床の総合病院(医療施設)と、劇場、健美カフェ・コンビニ、ツアーデスク等を併設し、「賑わい創出」機能をもった複合施設2)規模は、北側:地下1、地上8階建て、南側:地下1階、地上13階建て
3)南北建物を市道上の連絡ブリッジで接続
4)劇場は、「150席から200席のホール」1か所と「50席から100席のミニホール」1か所を設置
5)災害時に帰宅困難者への一時滞留スペースとして開放する機能の確保が盛り込まれた
6)壁面緑化、屋上緑化、さらにミツバチの飼育も行う。
7)文化創造拠点「扇町ミュージアムキューブ」を内包(下記参照)
文化創造拠点となる「扇町ミュージアムキューブ」
LIVEキューブ:客席数150〜200席のホール。舞台の形や寸法が変更可能で幅広い創作活動に対応するフレキシブルな空間
VRキューブ:客席数50〜100席のミニホール。VRアート、映画館、落語、トークショー、ギャラリーなど
COキューブ:多目的な小部屋が立体的に積み重なったおもちゃ箱の様なアート空間。展示、物販、ワークショップ、稽古など。コミュニケーション、コラボレーションを創出。
2019年4月の現地の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年04月だったので約2ヶ月振りの取材です。
ホーリング調査に続いて埋蔵文化財調査が行われています。建築計画のお知らせ看板が掲示されるまで、もう少し時間がかかりそうです。
南西側から見た、北側敷地の様子です。
南東側から見た、北側敷地の様子です。
最後は北東側絡みた計画地の様子です。奥に見えるのはシティタワー東梅田パークフロントです。
扇町は一般的に監獄が公園になったとしか知られていませんが、明治初期は天満堀川の水運を活かして製薬工場や化学工場が建ち並んでいました。医療施設が出来るのは何かの縁かもしれません。
シティタワー東梅田パークフロントが建つ前の 大日本住友製薬跡もその流れです。
天満堀川を南下すると武田薬品創業家宅を使った薬業界の迎賓館もあります。長谷川氏の時に普通の建物になってしまい、あまり手入れのされていない庭と宴会の料理も外食チェーンに格下げになりました。
神戸の武田史料館や武田道修町ビルよりも貴重な建物だったので残念です。
まだしばらく時間が…かかりますね。
写真の空がすごいきれいですね笑
スマホでの撮影でしょうか?
違ってたらすみません^^;