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近鉄が上本町の再開発を計画。シェラトン都ホテルはラグジュアリーホテルに転換、スタートアップ拠点を整備

近鉄グループホールディングス(GHD)は、同社グループの15年後(2033年度)の目指す姿を定めた長期目標と、最初の5カ年(2019~2023年度)の具体的な事業計画を定めた新「近鉄グループ経営計画」を策定し、新三大プロジェクト「万博・IR関連事業」「上本町ターミナル事業」「伊勢志摩地域の活性化事業」を計画しました。2023年度までに3事業を中心に800億円を投じる予定です。

上本町は近鉄グループの鉄道・バスターミナル、商業施設、宿泊施設、エンターテイメント、 オフィスビルなどの施設が集積しており、近鉄グループ所有施設の延床面積は約20万㎡に及びます。近鉄グループが集積しているエリアの強みを活かし、万博・IRを契機に、今後増加が見込まれるインバウンド需要に対応するための交通・観光情報拠点を目指すターミナル再開発が検討されています。

【出展元】
近鉄グループホールディングス(GHD)>新「近鉄グループ経営計画」

 

 


上本町再開発のコンセプトは「次世代の交通ターミナル(鉄道ターミナルの高品質化)」。夢洲・IR会場から旅客を近鉄沿線へ呼び込むための交通ハブとして都市基盤機能を充実させます。 鉄道、バス、タクシーのターミナルと駐車場の一体整備に加え、エアターミナルも検討します。

 

 

 

 


上本町ターミナル事業については、高品質の旅客サービスを提供する観光案内サービス拠点の設置の他、ランドマークとなるシンボリックな建物による新名所化、ラグジュアリーホテル、MICE機能の 充実したホテルの整備、都市型エンターテイメント施設の充実が掲げられています。シェラトン都ホテル大阪は、より高級グレードのホテルに業態転換が図られるかもしれません。ランドマークとなるシンボリックな建物による新名所化は、どこにどんな開発が行われるでしょうか・・・?

また、企業誘致による情報発信を行うビジネス拠点の創造、大阪上本町発のエコベンチャーシステムの構築、創造的な若者が集うコミュニティの形成は、上本町をスタートアップの拠点にする構想です。

2 COMMENTS

谷町百丁目

この計画と直接関係はないでしょうけど、上本町駅から少し北に上った場所に株式会社サイネックスが本社ビルを建てています。
21年竣工で10階建て、延床5,536㎡と規模はそこそこですが、上本町のオフィス機能が充実していく前触れになるかもしれませんね。

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