夢洲のインフラ整備がいよいよ本格化します。大阪市は2020年2月13日に一般会計で1兆7700億円となる来年度予算案を発表しました。2025年大阪・関西万博の開催準備や、大阪IRの誘致を見据えた成長戦略の実行に予算を重点配分し、投資的経費は前年比プラス14%と大幅に増加しました。
万博開催を見据え交通インフラが大幅に強化されます。都心から夢洲へのアクセスは北側の「夢舞大橋」と南側の「夢咲トンネル」の2ルートがあります。大阪市は万博開催までに、夢舞大橋を4車線から6車線に拡幅して車両の増加に対応する他、夢洲幹線道路も6車線に拡幅し、一部を高架化する事で物流と観光車両の動線分離が図られます。
【出展元】
→大阪市>夢洲におけるインフラ整備
また、梅田方面から夢洲につながる阪神高速道路「淀川左岸線2期区間(約4.3km)」の整備を2年前前倒しで行い、万博中はシャトルバス専用道路として使用します。鉄道アクセスはコスモスクエア駅〜夢洲新駅を延伸します。神戸空港や関西国際空港から直接船で来場できるよう、夢洲北岸に小型旅客船が利用できる浮桟橋が設置されます。
夢洲インフラ整備の工程表

夢洲インフラ整備の工程表です。万博会場の埋め立て・盛土は2018年後半から2021年にかけて、IR予定地の埋め立て・盛土は2019年度中に終わる予定です。観光外周道路や高架道路、上下水道、鉄道(南ルート)、此花大橋、夢舞大橋の6車線化など、多くの整備項目は2019年度から設計が始まっており、その多くが2020年度〜21年度に工事着手する予定です。



