神戸医療産業都市 10.06


神戸医療産業都市は、ポートアイランド2期地区を中心に医療産業や医療関係の学術機関を集積させ、産学連携による高度医療技術の国際的な研究開発拠点の整備を目指す、日本で最大級の医療産業都市構想です。写真は建設が進む「新中央市民病院」です。

【スペック】
名称:新中央市民病院
階数:地上9階、地下1階
病床数:700床
敷地面積:約44,000?
建築面積:約17,000?
延床面積:約64,000?



        

神戸医療産業都市には、「先端医療センター前」駅周辺の11の中核施設を中心に、医療分野の研究機関・企業が175社(2010年6月現在)集積しています。
※現地に掲示されていたパネルを撮影しました






        

神戸キメックセンタービル。神戸医療産業都市の先導的な役割を果たすオフィスビルで開発初期に建設されました。10階には展望ロビーがあります。

【スペック】
名称:神戸キメックセンタービル
規模:地下1階、地上11階
敷地面積:4,950.85?
延床面積:17,125.76?






        

アスビオファーマ株式会社新事業所(研究所)
大阪府島本町にあった同社の生物医学研究所等を移転統合し、神戸医療産業都市内に新事業所(研究所)を開設しました。このアスビオファーマの新事業所が、ポートアイランド(第2期)への200件目(業種不問)の企業進出となりました。

【スペック】
名称:アスビオファーマ株式会社新事業所(仮称)
階数:地上6階
敷地面積:約10,000?
延床面積:約16,000?
従業員数:約200名






        

日本ベーリンガーインゲルハイム、神戸医薬研究所。ベーリンガーインゲルハイム社はドイツに本拠を置く世界的な製薬会社です。

【スペック】
名称:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 神戸医薬研究所
階数:地上6階
敷地面積:7,000 m2
延床面積:7,377 m2
従業員数:約 100名





        

神戸国際ビジネスセンター(左)と先端医療センター(右)。開発が始まった頃はキメックセンタービルがポツンと建っているだけでしたが、すっかり街らしくなりました。





        

写真の奥に見える建物は次世代スーパーコンピュータ、その奥には神戸空港も見えています。神戸市が進める神戸医療産業都市ですが、この手の研究学園都市計画としては非常に珍しく、素晴らしく成功しています。神戸市は本当によくやっていると思います。今後は次世代スーパーコンピュータとの連携を売りに神戸医療産業都市への企業集積がさらに進んで行く事でしょう。この頑張りが実を結んで、神戸医療産業都市がさらに大成し「神戸市のターン」がやって来て欲しい、と強く思いました。




        

【おまけ】
北側にはポートアイランド1期部分が見えます。1981年の竣工からすでに30年近くの月日が経過し街の成熟が進んでいます。そういえばポートアイランドの動脈である新交通システム「ポートライナー」ですが、ピークタイム時に乗客を捌ききれず積み残しを出すほど混雑する様になりました。神戸医療産業都市の進展、大学の進出、神戸空港開港などが相次いでいる為です。このままポートアイランドの発展が続けば、近いうちに輸送力の大幅な増強が必要になるでしょうね。