JR西日本は、2023年春に開業予定のうめきた(大阪)地下駅を「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する駅と位置づけ、「『あなた』が笑顔になる駅」をコンセプトに検討を進めていますが、うめきた(大阪)地下駅におけるサービス提供の実現に向けた可能性を検討するため、鶴橋駅で「可変案内サイン」「駅空間演出」の実証実験に取り組むと発表しました。
うめきた(大阪)地下駅で目指す、駅にまつわるさまざまな移動をサポートすることによるシームレスな移動「誰もが意のままに利用できる駅」や、「表情」を変える駅空間でのさまざまなお客様に対するお出迎え「また来たくなる、明日も何かが見つかる駅」の実現に向けた、サービス提供の実現性の検証が行われます。
実証実験の内容
(1)デジタルサイネージを活用した「可変案内サイン」
鶴橋駅外回りホーム 近鉄電車乗換改札口にデジタルサイネージを活用した案内サインを設置します。多言語かつさまざまな表現で、乗り換え口や出口を案内することで、駅構内における効果的な情報提供の手法を検証します。
(2)プロジェクションマッピングを活用した「駅空間の演出」
鶴橋駅 中2階コンコースにおいて、プロジェクションマッピングを活用した空間演出を行います。プロジェクションマッピングのお客様への印象などを確認することにより、駅構内のスペースを活用した空間演出の手法を検証します。
設置場所・スケジュール
大阪環状線 鶴橋駅 外回りホーム近鉄電車乗換改札口、中2階コンコースの2カ所です。鶴橋駅は、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催会場である「東大阪市花園ラグビー場」へ向けた近鉄電車との乗換駅であり多くの利用が見込まれるため、実証実験の実施場所に選定されました。すスケジュールは2019年8月12日(月曜日・祝日)から2020年1月ごろまでの予定です。
最新技術は鶴橋駅を救うのか?
環状線・鶴橋駅は直交する近鉄2路線と専用改札で、改札を出る事無く最短距離で乗り換え出来るのでメチャクチャ便利なのですが、常連客以外にっては難易度が高く、出口と間違えて乗り換え改札に突入し、ブロックされる人が跡を絶たないです。あまりの間違いの多さに耐えかねてJR側の案内サインがとんでもない事になっています。
今回の実証実験は「誰もが意のままに利用できる駅」を目指して、新技術・技法を用いる事で、鶴橋駅の問題解決を図り、それを大阪・地下新駅にフィードバックする事を目指しています。最新技術は鶴橋駅を救うのか?過度な期待は禁物ですが、今回の実証実験は大いに注目したいと思います。
ホーム上はそのままですが、その下はキオスク(セブンイレブン)以外のテナントが
全部閉店したままだけどどうするんですかね?