
JR京都線-茨木駅は、島式ホーム2面4線に待避線2線をもつ地上駅で2012年度の乗降客数は88,638人/日。JR西日本では17位の利用客数で、新快速が通過する単独駅の中では最も乗降客が多い駅です。JR茨木駅の近くにあった、サッポロビール大阪工場跡、約12万平米の敷地に立命館大学が大阪茨木新キャンパス の建設を進めており、今後、大幅な利用客数の増加が見込まれています。
茨木市は、立命館大学の新キャンパスの建設に合わせてJR茨木駅東口駅前広場の大規模な改良工事を進めてきましたが、2015年3月29日から東口の歩行者デッキの使用が始まり、駅広場のイメージが一新されました。

今回の改良工事では、橋上駅舎から2Fレベルで繋がる歩行者デッキ部分と、その直下に路線バスターミナルやタクシー乗り場、車寄せが設けられ、茨木駅東口駅前広場は立体的な構造に刷新されました。

まずは1F地上部分の様子を見て行きます。

こんな感じで駅前ロータリーの上に人工地盤が設けられ、歩車分離が図られています。人工地盤の所々に吹き抜けが設けられ、一部には街路樹が植えられていました。

1Fにはこんなデザインの時計付きのモニュメントもありました。カラーリングやデザインが何となく万博をイメージさせるのは気のせいでしょうか・・・。

地上階から歩行者デッキに繋がるエスカレーターは三箇所にあり、それぞれ上下方向に向かい、合計6機のエスカレーターが整備されました。

既存部分と新設部分の対比です。JR駅舎と新設されたガラス張りのEVのコントラストが強烈です。

1Fの車寄せ付近の様子です。

続いては2Fデッキ広場の様子を見てゆきましょう。

2Fデッキ広場の様子です。「デッキ広場」の名前の通り、人工地盤上に結構な広さの広場が整備されました。

所々に吹き抜けが設けられています。

中央部は大きな吹き抜けになっており、東口広場のランドマークとなる大きなモニュメントが設置されています。

デッキ広場の各所にはこんな植栽もあります。

デッキ広場が整備され、装いを一新した茨木駅東口広場。JR西日本は2015年3月3日付けのニュースリリースで、今回の駅東口デッキの整備に続き、茨木駅をリニューアルすると発表、利便性向上と市の玄関口としてイメージアップを図るため、改札内へのエスカレーター設置やトイレの改修、店舗開発が進められる事になりました。JR茨木駅は新快速の停車も見込まれ、利用客数がさらに増加すると予想される事から、今度は駅舎部分の改良工事が始まります。数年後には、茨木駅は全く異なったイメージの駅に変貌を遂げる事になりそうです。
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