関空特急「はるか」に使用されている281系電車はJR西日本の直流特急形車両で関西国際空港の開港と同時にデビューしました。外観デザインやロゴマークは日本の伝統美を表現しており「はるか」なる印象をあらわしています。第5回ブルネル賞近距離列車部門最優秀賞を受賞。はるかは主に京都駅←→関西空港駅間で運転され、JRの有料特急としては日本最大級の1日約60本(30往復)の頻発運転となっています。
グリーン車の座席は同時期に登場した681系に準じた回転式リクライニングシートが「横2+1列で」配置されています。シートピッチは1,160mmとなっています。
座席のモケットは、関西の伝統が感じられる落ち着いた空間を演出するために、レイッシュパープルが採用されました。テーブルは肘掛けに収納された小型のものを取り付けており、座席の背面にはテーブルの代わりにマガジンラックが取り付けられています。
二人掛けシートの様子です。航空機のビジネスクラスを彷彿とさせる大きなシートです。
真横から見るとこんな感じです。
シートの背面の様子です。「はるか」は都心と国際空港を結ぶ短距離ランナーなので、背面テーブルが未設置となっていますが、PCやモバイル機器が使える背面テーブルが欲しいですね。
簡素な造りのフットレストが備わっています。
肘掛けの様子です。
コーヒーテーブルを出すとこんな感じです。
ヘットレスト付近の様子です。
デッキ付近の様子です。このあたりは普通車と変わりない感じでした。
洗面台の様子です。ハローキティがここにも・・・。
念願だった「はるか」のグリーン車。大ぶりの横3列シートは高級感たっぷりで、座り心地も上々でした。増結用の新型271系が登場し、全席にコンセントを備えるなど最新の設備を持っています。既存の281系をもう少し使い続けるのであれば、新型車両に準じた設備にリニューアルしてほしいと思いました。
はるかデビュー当時のグリーン車には、京都駅でラウンジサービスがありました。喫茶店を利用したドリンクサービスでした。