泉北高速鉄道と南海電気鉄道では、2021年7月15日付けのニュースリリースで、7月27日(火)から、大阪メトロ御堂筋線との結節点で、泉北ニュータウンと高野山方面の二路線が乗り入れる「中百舌鳥駅」のリニューアル工事を実施すると発表しました。
トイレ改装工事を皮切りに、以降、改札口移設による乗換距離の短縮などの施策を実施、2022年12月に南改札口移設され、2023年12月6日に新商業エリアが誕生「N.KLASS(エヌクラス)中百舌鳥」がグランドオープンし、リニューアル工事が完成しました。
【出展元】→改札口を移設し、Osaka Metro との乗換が便利に 中百舌鳥駅のリニューアル工事を実施します!
※アリー my dear さんから情報を頂きました、ありがとうございました!
【具体的な施策】
(1)乗換利便性向上
・改札口移設による乗換距離の短縮
・下りホーム階段新設によるお客さまの混雑緩和
(2)駅の魅力向上
・改札内トイレのリニューアル
・駅構内のレイアウト変更による再整備
※駅の美装化やレイアウト変更により生まれるスペースを活用した店舗区画の再編については 現在検討中です。
リニューアルの最大のポイントは、改札口移設による乗換距離の短縮です。南改札口を東側へ移設することで、Osaka Metro御堂筋線なかもず駅との乗換距離や時間の短縮を図り乗換利便性を向上させます。 東側に移設する改札口の供用開始(2022年12月頃予定)をもって、現状の南改札口は撤去されます。 なお、北改札口は、リニューアル工事中も利用可能です。 また、下りホームの南側に階段を新設することで、利用者の分散・混雑緩和が図られます。
駅の魅力向上として、改札内トイレ(南側)をリニューアルを実施。 工事期間は2021年7月27日(火)から2021年12月下旬(予定)です。また、改札口の移設に伴い駅構内のレイアウトが変わる為、駅機能設備の再配置を行い駅の美装化や店舗区画の再編が行われるとの事です。
リニューアル前の様子です。中百舌鳥駅は1912年10月に開業した古い駅で、1970年11月に橋上駅舎化が行われました。2020年度の1日平均乗降人員は、南海が19,483人、泉北が30,119人となっています。
2024年1月の様子
現地の様子です。前回の取材が2022年9月だったので、約1年4ヶ月ぶりの撮影です。長らく工事が行われていましたが、2023年12月6日に新商業エリアが誕生「N.KLASS(エヌクラス)中百舌鳥」がグランドオープンし、リニューアル工事が完成しました。
橋上駅舎の外装の様子です。以前は白色でしたが、リニューアルに伴いシックな色合いに変更されました。
改札階につながるエスカレーター、階段の様子です。
改札外コンコースの様子です。まるで別の駅に来たと錯覚するほど様変わりしています!
御堂筋線との乗り換え導線の途中、一等地にはミスドが出来ました。
改札口付近の様子です。質感の高い床材、木目調のモダンなデザインの天井、タッチレス(コンタクトレス)決済対応の自動改札機(写真左端)など最新のデザイン、設備が設置されています。
反対側から見た様子です。写真の左奥が御堂筋線につながるエスカレーター、階段です。
改札外コンコースを進んでゆくと、小さな商業施設ゾーン(N.KLASS)があります。
出店テナントはこんな感じです。l
商業施設ゾーン(N.KLASS)の様子です。
普段使いしやすいテナントが並んでいます。
北改札の様子です。
再び南改札口に来ました。入場券を買って改札内を見ていきます。
発車標の様子です。星光が手掛けたLCD5面を組み合わせた力作です。
改札内コンコースの様子です。メチャクチャ気合の入ったリニューアルが行われています。
改札内コンコースを北側から見通した様子です。
南側から見た様子です。
改札内からでも、BIRTH COFFEE(バースコーヒー)の商品をテイクアウトする事が出来ます。
天井から床材・サイン類まで妥協無し、素晴らしい出来栄えです。
階段の様子です。階段の床材はリニューアルされていません。
ホームの様子です。基本的に上屋の柱などのペンキが塗り直されただけで大きな変化は見られませんでした。
難波方面行き4番線ではホームドア設置工事が行われていました。2024年4月頃から供用が始まる予定です。」
橋上駅舎下の様子です。
ついにリニューアルが完成した中百舌鳥駅。御堂筋線、泉北高速線との乗り換え駅で利用者の多い駅ですが、拠点駅に相応しい駅に生まれ変わったと思いました。
2022年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年10月だったので、約1年振りの取材です。リニューアル工事が行われてきた中百舌鳥駅ですが、当初計画から約3カ月前倒しとなる2022年9月17日(土)始発から、南改札口を移設した新改札口(東改札口)の供用が始まりました!
改札口の移設はこんな感じで行われました。向かい合っていた改札口のうち、南改札が東側に移設され、乗り換え導線が大きく変わりました。
また、今回の移設により Osaka Metro 御堂筋線なかもず駅への乗換が約50m 短縮され、利便性が向上しました。また、東改札口の供用に合わせて、Osaka Metro 御堂筋線なかもず駅側に設置しているエスカレーター(写真左奥)の上下運転方向を変更し、利用者導線の改善が図られました。
こちらが新設された東口の様子です。自動改札機は従来機が9通路、上の写真には入り切りませんでしたが、左側欄外にVISAタッチ専用改札口1通路の合計10通路体制となっています。
改札口外からラッチ内を見た様子です。
発車票の様子です。縦横方向にサイネージモニタを組み合わせたオリジナル仕様です。
こちらは券売機付近の様子です。美装化された壁や柱が美しいです。
ICカードの普及が進んだため、券売機はミニマムな設置台数となっています。
さらに回り込んで、こちらは閉鎖された南改札口付近の様子です。
北改札口の様子です。天井の化粧板が剥がされておりリニューアル工事が本格化しています。
撮影ポイントを変えて、こちらは東改札内、コンコースの様子です。
反対側から見た様子です。床面の素材は高級感のあるものです。
こちらはVISAタッチ専用改札機の様子です。
情報案内モニタが設置され、台風接近に伴うフェリー欠航を伝えていました。
少し撮影ポイントを変えて、改札内コンコースを見通した様子です。
トイレ付近の様子です。リニューアルが行われ見違える様に美しくなりました。
手前がリニューアル後、奥がリニューアル前のエリアです。これからリニューアル後と同じ、床材の張り替えが行われると思います。
こちらは2022年4月29日から供用開始した、新設下りホーム階段の様子です。下りホームの南側に階段を箇所から4箇所にすることで、 ラッシュ時間の利用者の分散・ 混雑緩和が図られました。
リニューアル工事が山場を迎えた中百舌鳥駅。今後は、改札口の移設に引き続き、2Fコンコースの店舗面積を拡大し、駅コンコースの床面・壁面・天井や駅舎外壁の美装化工事が行われる予定で、2023年12月頃にリニューアル工事が完成します。
2021年10月の様子
現地の様子です。リニューアル工事は段階的に進められる様でまずトイレの改修が始まっていました。
封鎖されたトイレ付近の様子です。北改札内のトイレを利用する様に案内がなされていました。
南改札の様子です。
北改札の様子です。
大阪メトロ側に繋がるコンコースのい様子です。リニューアル工事に伴い駅ナカ店舗が閉店していました。リニューアル後はこちら側に改札口が移設され、メトロとの乗り換え導線が短縮されます。
大阪メトロ側にあるいて行きます。
橋上駅舎から地上に降りた所です。
最後は橋上駅舎の外観です。中百舌鳥駅のリニューアル工事は2022年12月の完成予定となっていますが、あと1年でリニューアルが完成するとすれば、かなりタイトな工事スケジュールになりそうですね。
記事に誤字がありますよ。中百舌鳥駅の一日の乗降人数について述べられている部分です。
✖ なんかい
〇 南海
誤字や脱字があると読み手として、気持ちの中に信憑性の揺らぎが出てきますので、今後は気を付けて下さい。
地上駅の南海・泉北と地下駅のOsaka Metro 。現状は乗り換えが不便ですから、このリニューアルによって利便性の向上がなされることを期待してます(^_^)