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JR神戸線-六甲道駅の上り内側線(3番のりば)で設置工事がおこなわれていた「昇降式ホーム柵」ですが、2014年12月13日から試験運用がはじまりました。JR西日本が開発を進めている「昇降式ホーム柵」は、2013年12月からJRゆめ咲線桜島駅で試行運用式ホーム柵の試験運用が行われていましたが、六甲道駅では、列車到着場面での乗務員による操作時間の増加などの課題の解決策と、桜島駅で確認ができない編成の異なる列車に対する機能や操作などについての項目が検証されています。
【出典元】
→JR西日本ニュースリリース>「昇降式ホーム柵」を六甲道駅で試行運用します
【出典元】
→JR西日本ニュースリリース>「昇降式ホーム柵」を六甲道駅で試行運用します
【過去記事】
→JR神戸線-六甲道駅の上り内側線(3番のりば)で設置工事が進む「昇降式ホーム柵」の状況 14.11
→JR神戸線-六甲道駅で「昇降式ホーム柵」の試行運用を実施、ドア数が異なる列車への対応などを検証
→JRゆめ咲線桜島駅1番ホームで実証実験が行われている「ロープ式ホーム柵」が凄い!
→JR神戸線-六甲道駅の上り内側線(3番のりば)で設置工事が進む「昇降式ホーム柵」の状況 14.11
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現地の様子です。大阪方面ホームの3番線に昇降式ホーム柵が設置されています。六甲道駅には最大12両編成の電車が停車する為、最大8両編成対応だったゆめ咲線桜島駅よりも、はるかに長く迫力があります。
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3番線の様子です。桜島駅の昇降式ホーム柵よりも色使いがハッキリしており、より洗練された印象を持ちました。
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このロープはステンレス製ですが、最上段と最下段にはソフトなウレタン製の素材が巻きつけられており、注意喚起の為に赤色が配されています。
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昇降ユニットのアップです。桜島駅の昇降ユニットに比べるとセンサーの種類と数が増えていますね。
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昇降ユニットの上部は空き缶などが乗せられないような形状になっています。
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軌道には別のセンサーユニットの姿がありました。停車位置とセットになっているので、到着した電車の編成長を判別するセンサーだと思われます。六甲道駅の昇降式ホーム柵は、短い編成にもセンサーで対応し、車両がない箇所はロープが上がらない様になっています。
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六甲道駅3番ホームには、ドア数が異なる4ドア車と3ドア車が混在して停車する事に加え、6両〜12両まで、様々な編成長の電車が停車します。さらに1日あたりの乗降客数は約5万人もいる為、先に実証実験が行われた桜島駅と比べると遥かに難易度が高い条件となっています。
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ホーム柵が上がった状態はこんな感じです。ロープは最高2mの高さまでせり上がります。
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ピロロン、ピロロン!ホーム柵が下降を始めました。
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ホーム柵の下降と同時に車両の乗降ドアーも閉まり始めます。
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タイムロス無くホーム柵、車両の乗降ドアーが締まりました!上手く出来てるなぁ・・。
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六甲道駅3番線で実証実験が行われている昇降式ホーム柵。当駅での実験結果が良好だった場合、他の利用客が多い駅にも導入が始まるそうです。六甲道駅の実証実験は2015年3月まで行われる予定となっています。
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環状線もこれを導入して
新車を4扉車両にして欲しいのですが
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いつも楽しく拝見させていただいております。
六甲道駅など、実証実験が行われている駅ホームは、全て直線ホームなのでしょうか。
カーブがかったホームを持つ駅(例えば琵琶湖線の石山駅など)には、今後も対応しないんでしょうかね…
いずれにせよ、今後の検証に期待したいです。