神戸市交通局3000形電車は、神戸市交通局が神戸市営地下鉄の西神・山手線用に導入した通勤形電車です。1993年(平成5年)3月の西神南駅開業に合わせて増備され6両編成6本(36両)が在籍しています。車体は1000形、2000形と同様のアルミ合金製19m3扉構造ですが、従来の1000形、2000形とは外観や車内も大きく変化し、主回路制御には神戸市で初めてVVVFインバータ制御が採用されました。
神戸市交通局3000形電車は、2019年度より投入が始まった新型6000形による全車両の置き換えが発表されており、2021年頃に引退する予定となっています。
側面の様子です。窓割りが同世代の阪急車にとても似ています。パンタグラフは下枠交差形です。
車内の様子です。90年代の最新型車両・・・といった雰囲気が出ています。
車内を見通した様子です。
シートの様子です。シート間にスタンションポールや中間仕切りなどは設置されていません。
日よけは阪急のそれと同じアルミ製です。
シートモケットの様子です。
袖仕切りの様子です。
天井付近の様子です。蛍光灯グローブが装備されています。
乗降ドアー付近の様子です。引き込み防止の警戒色などは未配置です。
情報案内装置の様子です。ドア上に千鳥配置で3色LEDとLEDランプ付きの路線図が設置されています。
市営交通開業100周年特別企画で登場した市電カラーの特別列車(右)です。
引退が迫りつつある神戸市交通局3000形。VVVFインバーター車が廃車になる時代が来るとは、何とも感慨深いですね。
この形式も置き換え…平成初期に登場した車両が引退を迎えるとは、感慨深いです。