Osaka Metroは2018年12月20日に、地下空間の大規模改革としてリニューアルデザイン案を発表した15駅のうち、御堂筋線中津駅、梅田駅、心斎橋駅、動物園前駅、中央線堺筋本町駅の5駅のリニューアルデザインを正式に決定しました。昨年発表されたデザイン案はかなりぶっ飛んだ内容だった為、多くの批判的な意見が意見が集まり大炎上する事態となりました。
そのため、同社に寄せられた多くの意見を踏まえつつ、多様性を大事にし「各駅の地域性や歴史性を活かす」という方向性をより深掘りし、奥山CDOの監修のもとデザインコンセプトやデザインをブラッシュアップしたデザインを新たに発表しました。【出典元】
→Osaka Metro Group 2018~2024年度 中期経営計画
→駅デザイン案をブラッシュアップ 5駅のリニューアルデザインを決定しました
【2024年度完成予定】OsakaMetro(大阪メトロ)が地下空間の大規模改革を発表。駅のリニューアルコンセプトは「多様性」!
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◆中央線:大阪港 (2021)、弁天町 (2022)、堺筋本町 (2021)、谷町四丁目 (2024)、森ノ宮 (2024)
◆御堂筋線:新大阪 (2019)、中津 (2019)、梅田 (2018)、淀屋橋 (2024)、本町 (2024)、心斎橋 (2020)、大国町 (2024)、動物園前 (2021)、天王寺 (2024)
【出典元】
→Osaka Metro Group 2018~2024年度 中期経営計画
心斎橋筋駅
心斎橋筋駅の新コンセプトジ・オオサカ・ブランド」。多くのブランドショップが並ぶ地域との連続性を深め、大阪を代表する高級店が並ぶ現代の心斎橋を象徴する高級感と上質感を感じていただける空間を目指しています。空間全体として開業当時のアーチ構造を活かし、シャンデリアはもとの佇まいを活かしながら最新のLED技術で復元することで長い歴史が感じられる空間となります。
梅田駅
【梅田駅】 「大阪から世界へ」 “ From OSAKA to the World ”
梅田駅の様子です。ブラッシュアップ後のデザインコンセプトは「大阪から世界へ」 。日本最大級の巨大なパノラマLEDビジョンが設置されダイナミックな空間演出が成されます。
中津駅
【中津駅】 「インキュベーター発信源」 “ Incubator Central ”
中津駅の新コンセプトは「インキュベーター発信源」 。スタートアップ企業以外にも大学や専門学校による新しい取組みなどをプレゼンテーションできる場所として「Incubator Central」をコンセプトに、機能的にもブラッシュアップが行われました。
堺筋本町駅
【堺筋本町駅】 「船場文化」 “ The SEMBA Culture ”
堺筋本町の新コンセプトは「船場文化」。船場の文化・交通・物流の交わりが格子で表現されています。手仕事感が残る木調パネルと先進素材でありながら暖かみのあるチタン素材により和風モダンさと匠の交わりを表しています。
動物園前駅
【動物園前駅】 「まるで自然の中にいるかのような空間」
動物園前駅は、昨年実施した公募プロポーザルで選定された中西正佳・貴志泰正・京智健 設計共同体がデザインを担当し、現在実施設計が進められています。また、CDOの奥山氏が全体のデザインを鑑みてアドバイスを行っています。
長く親しまれてきた動物タイルは保存・活用される事になりました。先端技術によって映し出される動く動物、木漏れ日のような照明、生きた植物などによって自然の雰囲気が表現されます。

