関空特急「はるか」に使用されている281系電車はJR西日本の直流特急形車両で第5回ブルネル賞近距離列車部門最優秀賞を受賞しています。はるかは主に京都駅←→関西空港駅間で運転され、1日60本(30往復)の頻発運転。この1日30往復の運転本数は在来線有料特急としては日本最大級で、実は成田エクスプレスよりも高頻度運転なんです。

普通車車内です。サンダーバードと似た雰囲気が漂っていますが、間接照明ではく蛍光灯グローブを被せた直接照明となっています。明るくカジュアルな客室内はシートも小振りで短距離コミューターという位置づけです。




関空開業と同時に投入された「はるか」は15年以上前の設計とは思えない出来映えでデザイン的には未だに色あせていません。肝心の利用客数は関空の伸び悩みとセットで「はるか」も伸び悩んでいます。現在の旅客量で一日30往復の超多頻度運転を維持する事が難しくなって来ており、2010年3月ダイヤ改正より日中の6往復を臨時扱いに変更、様子を見て削減出来る準備がなされました。


芦原橋駅に進入する281系「はるか」の様子です
芦原橋駅を通過する281系。尾灯の位置と形がカッコイイ。
天王寺駅で離合する、上り・下りの「はるか」。
281系の天井には「JR」のロゴが大きく書かれている。

これから「はるか」の需要を爆発的に増加させるには「梅田」への乗り入れが必須で、なにわ筋線の建設とセットで北梅田駅を建設、停車させるしかありません。
客観的に見て、西日本の中心駅である大阪・梅田駅に国土幹線軸を貫く「新幹線」と国際空港アクセス特急「はるか」の両方が乗り入れていない事が本当に異常だと思います。とにかく北ヤードへの梅田新駅建設と「はるか」の梅田乗り入れによる関空アクセスの改善は「至急必要」な最優先課題であり関空を含めた国家戦略として位置づけ早期の着工が待たれます。
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