総事業費150億ドルのニューヨーク「ハドソンヤード」は米国の歴史上最大級の再開発!

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http://www.hudsonyardsnewyork.com/


ニューヨーク・ハドソンヤードは、マンハッタンの西側、ハドソン川沿いにある列車庫を中心としたエリアと、そこから42丁目へ至る部分の再開発です。この地区は長い間マンハッタンの軽工場地帯に指定され、昔はハドソンリバーに着く船の積み下ろし桟橋と倉庫が立ち並びぶ全くの未開発地域でしたが、 2012年ニューヨーク・オリンピックのメイン・スタジアムの建設候補地として注目浴び始め、その後、都市開発公団が特別不動産開発地域にした事から、不動産開発業者が群がり近年の不動産ブームの火付け役になりました。ニューヨーク市が特別に設置したハドソンヤード インフラストラクチャー コーポレーシヨン(HYIC)が債権を発行してハドソンヤード開発公団にファイナンスし、メトロポリタン交通局(MTA)とニューヨーク州が協力して歴史的な大開発事業が始まりました。


【公式HP】
http://www.hudsonyardsnewyork.com/











ハドソンヤードのイメージ動画です。地下鉄の車両基地の上に人口地盤を築き、公園を整備、周囲に300m級の超高層ビル5棟を建設する途方も無い計画です。現地では既に工事が始まっているそうです。

















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【オフィスタワー】
30ハドソンヤード(地上73階、高さ383.1m、2018年ハドソンヤード最高峰のビル)
10ハドソンヤード(地上49階、高さ272.8m、30ハドソンヤードの対になるビル)
55ハドソンヤード(地上62階、高さ325.5m、高さスクエア型のビル)

【レジデンスタワー】
15ハドソンヤード(地上75階、高さ278.5m、250室以上のコンドミニアム、賃貸住宅)
35ハドソンヤード(地上79階、高さ304.8m、高級住宅、150室の高級ホテル)


※階数、高さはSkyscraperPage.comから引用。55ハドソンヤードは公式ページの名称を採用。








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26エーカー(約10.5ヘクタール)の広大な敷地が、オフィスビル、ショッピングセンター、高層アパートや学校などが建設され、7万人が住み働く新たな街に変わります。ハドソンヤードの総事業費は150億ドルで、米国の歴史の中でも最大の民間不動産開発事業となります。
















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【左】30ハドソンヤード(地上73階、高さ383.1m、2018年ハドソンヤード最高峰のビル)
【右】10ハドソンヤード(地上49階、高さ272.8m、30ハドソンヤードの対になるビル)

















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地下鉄の車両基地の上に築かれた人工地盤の上に整備される公園の様子です。









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一番左が
55ハドソンヤード(地上62階、高さ325.5m、高さスクエア型のオフィスビル)、左から2番めの円筒形の超高層ビルは35ハドソンヤード(地上79階、高さ304.8m、高級住宅、150室の高級ホテル)、右から2番目が15ハドソンヤード(地上75階、高さ278.5m、250室以上のコンドミニアム、賃貸住宅)です。










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昨年秋ごろの現地の様子です。写真真ん中の黒色の高層ビルの奥側の川沿いにハドソンヤードの車両基地が見えています。ここに300m級の超高層ビルが5棟建設されます。












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ニューヨークで進む巨大再開発ハドソンヤード。150億ドルの巨費を投じるこの再開発によって、ニューヨークの摩天楼は新時代を迎える事になりそうです。