日本セレモニーは2023年1月30日付のニュースリリースで、世界的ホテルチェーンである、マリオット・インターナショナルと提携し、同社が名古屋市の栄で開発を進めている高級ホテル『TIAD（ティアド）』がオートグラフ コレクションに加盟すると発表しました！
オートグラフコレクションは、各都市に点在する独立系ホテルが参画する『高級ホテルコレクション』で、日本国内では、4軒目、東海エリアでは初。新ホテルは『TIAD, オートグラフ コレクション』となり、2023年7月1日（土）の開業を予定しています。
【出展元】
→日本セレモニーがマリオット・インターナショナルと提携 2023年7月1日 東海エリア初となる「オートグラフ コレクション」が誕生 『TIAD, オートグラフ コレクション』
TIADは5つ星クラスの最高級ホテル
TIADは滞在そのものをユニークに演出する計画で、ホテル内は客室内やバンケットの家具など「モノ」にこだわるだけではなく、名古屋エリア初となるバトラーサービス、バレーパーキングサービスなど「コト」にまでこだわったラグジュアリーなおもてなしを提供。国際水準を超える平均客室面積50㎡以上のハードウェアとパーソナルなサービスを強みに、独自に高い接客規準を設け、同ブランドの価値をさらに高める方針です。
オートグラフ・コレクションとは？
「オートグラフ・コレクション」は、世界最大のホテルチェーンマリオット インターナショナルのポートフォリオ内にある高級ホテルの独立したグループで、マリオット社によるクオリティ、独自性や個性を基準に厳選された高級ホテルのコレクションです。世界各地の都市型ホテルやリゾートホテル、クラシックホテルなど、特別な滞在経験ができる、ユニークで他に類のないの独立系ホテル約270軒が加盟しています。
「オートグラフ・コレクション」などの、いわゆるホテルコレクションは、独立系ホテル、グローバルチェーンの双方にメリットがあります。
各地の独立系ホテルは、コレクションに加盟する事で、ホテルの独自性を保ったままグローバル・チェーンの強力なロイヤリティプログラムを導入する事が出来、世界中から集客する事が可能となります。ホテルチェーン側は、独立系ホテルを取り込みつつ、自社ブランドを拡大する事でネットワークの拡大及びマネジメント・フィーを増やす事が出来ます。
TIADがマリオットと提携する狙いは？
『TIAD（ティアド）』の平均客室面積50㎡超は、リッツカールトンやマンダリンオリエンタルなどの名だたる5つ星ホテルの水準で、名古屋エリア初となるバトラーサービスを導入するなど、非常にハイクオリティなホテルだと思いますが、新規に立ち上げたブランドなので、現時点での知名度は低くクラス感をイメージしにくい現実があります。
TIADはマリオットのオートグラフコレクションに加盟して、世界中のマリオットヴォンボイ会員にPRする事で、ホテルの認知度を一気に高め、早期に新ブランドを確立させたい思惑がありそうです。
高級ホテル立地促進補助金の補助事業第１号案件
愛知県は、ハイレベルな国際会議の開催や海外の富裕層旅行者の誘致に向けて、地域のブランド力を向上させる『高級ホテル』の立地を促進するため、2020年度から名古屋市と連携して、新設する事業者に対する補助制度を設けており、『TIAD（ティアド）』は補助事業の第1号案件として2021年2月に認定されました。補助対象事業費は142億1,500万円 ※高級ホテルの新設に伴う固定資産取得費用（ただし、土地は除く）で、今後、ホテルの開業後、所定の手続を経て、最大10億円（県市併せて20億円）の補助金が交付される予定です。
新ブランドの早期確立を目指して！
今回の提携は、早期に新ブランドを立ち上げたい「TIAD」、加盟ホテルを拡大したい「マリオット」、さらには、MICEを推進する為に高級ホテルを誘致したい「愛知県・名古屋市」の３者の思惑がマッチしたとこで『TIAD, オートグラフ コレクション』が誕生する事になりました。
最新最高のハードウェアに加え、バトラーなど素晴らしいサービスを実現し、マリオットヴォンボイのロイヤリティープログラムを通じて、新ホテルの素晴らしさを世界中に拡散させる。TIADの今後の動向がとても気になってきました！
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