
阪神電鉄とJR西日本は、阪神電鉄が所有する大阪市福島区の福島5丁目所在の土地と、その土地に隣接するJR西日本が所有する同7丁目の土地を、ホテルと商業施設が入居する複合ビルとして、初めて共同で一体的に開発すると発表しました。開業は2019年春を予定しています。
◆計画概要
(1)事業主体:阪神電気鉄道株式会社、JR西日本不動産開発株式会社
(2)所在地:大阪市福島区福島52番1、同7丁目2番1の一部
(3)敷地面積:2,584平方メートル(阪神所有分:1,785平方メートル、JR西日本所有分:799平方メートル)
(4)延床面積:11,079平方メートル(3,351坪)(予定)
(5)建物規模:地上12階建て
(6)建物用途:ホテル、商業施設
◆建物概要
(1)ホテルゾーン(地上1階から12階)
入居テナントは株式会社阪急阪神ホテルズを予定。東京オリンピック・パラリンピックなどの開催を控え将来的な客室不足が懸念される中、今回のホテルはビジネス客に加えファミリー客をターゲットに据え、約250室の宿泊主体型ホテルとし、近接するホテル阪神と一体的運用を図る。
(2)商業ゾーン(地上1階から3階)
入居テナントはエイチ・ツー・オー リテイリンググループである株式会社阪急オアシスを予定。
◆今後のスケジュール(予定)
2017年8月 建築工事着工
2019年春 開業
※アリー my dearさんから情報を頂きました、ありがとうございました!

計画地はこちらです。元々は地下化される前の阪神本線の軌道跡が主体の土地ですが、大阪環状線の福島駅からは徒歩3分、阪神本線福島駅からも徒歩6分の好立地にも関わらず、その土地の形状などから十分な活用が図られていませんでした。これを受け、土地の高度利用を目的とする協議を進め、阪神電鉄とJR西日本が共同で一体的に開発する計画の合意に至りました。環状線にそって細長い土地ですが、客室の配置等から厚みの必要性が薄いホテルなら十分建設出来ます。以外な場所の再開計画である事と、阪神・JR西が共同開発というのも驚きです。規模は小さいですが、注目度は高い案件になりそうです。

