ゲーミング業界の動向を発信しているAsia Casino NewsとGGRAsiaは、MGM大阪プロジェクト(大阪IR)について、MGMリゾーツのビル・ホーンバックル最高経営責任者(CEO)が、2つの開発契約(物件のリース契約と建設開始のための実施契約)に署名するために9月29〜30日にかけて来日する予定だと伝えました。これらの契約により、大阪IRが本格的に始動し、リゾートの本格的な建設工事が始まる事になります。
【出典元】
→MGM Resorts to finalize development agreements in Japan this month | Asia Casino News
→GGRAsia – MGM Osaka GFA reduced, no change to casino: Hornbuckle
MGM大阪プロジェクト(大阪IR)の予算はインフレ圧力に直面し、コストが10億ドル以上増加。しかし、ホーンバックル氏は、プロジェクト全体のコスト増という点で、日本円が米ドルに対して安くなった恩恵を受けていることを認めました。円の購買力は2020年11月以降25%以上低下し、現在のレートは1ドル=約146円程度となっています。
MGM大阪には多額の資金が必要ですが、ホーンバックル氏は楽観的な見方を崩さず、大阪を中心とした近畿圏が抱える1,900万人を含む、1億人を超える日本の人口をプロジェクトを継続する説得力のある理由として挙げています。ホーンバックル氏は、MGM大阪について「収益の可能性は変わっていない」「市場について考えるなら、私たちはおそらく、日本で非常に長い間、唯一のカジノになる」「マカオよりも上海や北京、中国北部の都市に近いということも大きな魅力」だと語りました。
広大な人工島に建設されるMGM大阪は、強固な地盤に到達するまで約70mほど掘り下げる必要があり、2024年から2025年の初めにかけて杭を掘削し、その後、本格的な建設が始まる予定です。
紆余曲折を経て、あまりに長すぎる時間が過ぎ去りましたが、10年越しの大阪IRプロジェクトは、ついにMGMと開発契約を結ぶ所までやってきました。MGM大阪は2030年のグランドオープンを目指しています。
<独自>阪急阪神HDが大阪IRに出資を決定 事業進展に弾み(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20240422-NQ6BKRPGSJMU5NPEVWPBXQMF5E/
大阪府市が誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備計画に、阪急阪神ホールディングス(HD)グループが参画を決めたことが22日、明らかになった。オリックスや米MGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人が出資するIRの運営主体、「大阪IR」(大阪市)に株主として、阪急阪神HD傘下の阪急阪神不動産が出資参画する。すでに契約を締結した。関西の大手鉄道会社では、阪急阪神HDのみ同計画に参画していなかったが、主要鉄道企業がすべて参画を決めたことになる。
大阪府、市/大阪IRの事業エリア液状化対策を決定、21haセメント固化工法で(建設工業新聞)
https://www.decn.co.jp/?p=156569
IR施設用地の地中には、軟弱粘土層に液状化層が点在している。当初、採用を想定していた締め固め砂杭工法(サンドコンパクションパイル〈SCP〉工法)の効果が十分期待できない可能性があると分析し、より確実な効果が見込めるセメント系固化工法の採用を決めた。
東京にある日本国中央政府がお話にならない程の体たらくで間抜けで話が理解出来ないハッキリ言って無能であっても世界を見て世界を相手にビジネスをしている人は大阪を理解してビジネスを前に進めてくれる。
これでIR関係の開発もどんどん進みますね。阪神のアレも含めて大阪にとっては嬉しい月になりました。
国際的なエンターテーメントが大阪で観られることを期待しています!