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【再開発の卵】大阪心斎橋8953ビル(旧:東急ハンズ心斎橋店)の空きビル状態が続く。商業的に難しい立地の為、ホテルなどに建替え再開発が行われる?現地の最新状況 24.03



「大阪心斎橋8953ビル」は、大阪市中央区南船場3丁目に所在する旧:東急ハンズ心斎橋店が入居していた商業ビルです。SRC・S造、地上10階、地下2階建て、敷地面積:1,818㎡、延床面積:14,014㎡。1999年1月に竣工し、同年に東急ハンズの大阪市内初出店店舗が開店しました。その後、長らく心斎橋のランドマークとして親しまれてきましたが、心斎橋パルコへの移転に伴い、2020年9月6日に閉店しました。

不動産を巡る動きとしては、日本リテールファンド投資法人(JRF)が2019年8月に「大阪心斎橋8953ビル」をケネディクスに149億で売却。その後、2020年9月に東急ハンズ心斎橋店が移転してからは、空きビルの状態が続いています。

計画地

心斎橋の北東側、長堀通沿いの立地。心斎橋の一等地の様に見えるが、ブランド街の導線から外れた立地の為、商業的に難しい場所と思われる。

2024年3月の様子



現地の様子です。2020年9月に東急ハンズが撤退してから、3年以上が経過しましたが、時々開催される期間限定イベントを除き、基本的に空きビルの状態が続いてきます。



「大阪心斎橋8953ビル」は築25年程度なので、そこまで古いわけではありませんが、基本的に東急ハンズなどの商業施設向けに最適化された建物です。一方、このビルの立地は、心斎橋からほど近い場所ではあるものの、心斎橋筋や御堂筋のブランド街の歩行者動線の反対側に位置しており、実は商業的には非常に難しい立地です。

 



全盛期の東急ハンズの集客力があってこそ成立していた商業ビルなので、このビルの床を埋めて集客できるテナントは「ドン・キホーテ」や「ヨドバシカメラ」「ニトリ」ぐらいしか思いつきません。コロナ禍があったにせよ、3年以上もテナントが入らない状況を踏まえると、既存ビルをそのまま使うのではなく、建替え再開発が行われるのではないでしょうか?

心斎橋エリアでニーズがありそうな業種はズバリ「ホテル」。個人的な妄想ですが、「大阪心斎橋8953ビル」は解体の上、ホテル主体の複合高層ビルに建替えられると予想しています。

1 COMMENT

pi-ta

ルイヴィトン跡ではかなわなかった高級ホテルが建ってほしい妄想をする日々です。
ドーチェスターやペニンシュラとか・・・

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