出典:GoogleMAP
大阪市は、2023年8月29日に再開発が予定されている「中之島5丁目地区地区計画」の原案を公表しました!場所は、中之島五丁目地内で面積は約 9.6ha。2031年度春開業予定の「なにわ筋線」新駅とリーガロイヤルホテルに挟まれた「もと扇町高等学校跡地」などを含んだ敷地です。【出典元】
→大阪市>中之島五丁目地区地区計画の決定
中之島5丁目計画の住宅棟は高さ205mと196.65mのツインタワーマンション!2棟合計で延床面積 約21万㎡の超弩級タワマンが誕生!

全体をA.B.Cの3つの地区に分け、それぞれに適した機能を導入。A地区(約4.1ha)は、なにわ筋線新駅前の立地にふさわしい、業務、商業、宿泊、居住又は情報・通信機能等の複合的な機能。B地区(約4.8ha)は、大阪国際会議場などのMICE機能を活用した業務、商業、宿泊、居住又は医療機能等の複合的な機能。C地区(約0.7ha)は、周辺環境に配慮・調和した教育機能を導入する事が示されました。
整備方針として、なにわ筋線新駅から再開発地区にスムーズに移動できる東西方向の歩行者用通路と、堂島川・土佐堀川の水辺空間に繋がる南北方向の歩行者用通路を整備。地区内への車両出入口をできる限り集約、地区内共用車路を整備。緑豊かなオープンスペースの確保、敷地内の緑化、憩いやゆとりのある空間の形成し。地域の防災性向上や環境への負荷低減に配慮したまちづくりを行う、としています。

今回の『中之島5丁目地区地区計画』原案では、これまでよりも対象エリアが拡大し、リーガロイヤルホテルやグランキューブ大阪を含む中之島5丁目全域が対象になりました。前回まで不参加だった「NTTコミュミケーションズ 中之島ビル」が再開発に参加。計画地の北東角に位置する「ルイシャトレ中之島 」は残念ながら不参加となりました。
グランキューブ大阪は新しい施設なので建て替えは考えられませんが、注目はリーガロイヤルホテルの建て替えでしょう。西の迎賓館との位置づけで格式が高いホテルですが、施設の老朽化は如何ともし難く、これら大規模改装が実施されますが、中長期的には建て替えは避けられない状況です。

『中之島5丁目地区地区計画』は、「なにわ筋線」の新駅開業を前提とした計画になるため、計画概要が出てくるのが2025〜26年頃、着工が2026〜28年頃、まちびらきは2030〜2031年春頃になるのでは無いでしょうか?その頃には大阪IRが開業しているはずなので、なにわ筋線、大阪IR、関空の発着枠拡大などにより、大阪の集客力は飛躍的に高まっているはずです。『中之島5丁目地区地区計画』は次世代に向けた再開発として、これまでの延長線上ではない、思い切った開発を期待したいです。
計画概要
| 名称 | 中之島五丁目地区地区計画 |
| 所在地 | 大阪市北区中之島五丁目地内 |
| 面積 | 約 9.6 ha |
| A地区 約4.1ha |
なにわ筋線新駅前の立地にふさわしい、国際競争力の強化やにぎわい創出に資する、業務、商業、宿泊、居住又は情報・通信機能等の複合的な機能の導入 |
| B地区 約4.8ha |
既存の国際会議場施設などMICE機能を活用するとともに、国際交流拠点の形成に資する業務、商業、宿泊、居住又は医療機能等の複合的な機能 |
| C地区 約0.7ha |
周辺環境に配慮・調和した教育機能の導入 |
| 整備方針 | ・なにわ筋線新駅から再開発地区にスムーズに移動できる東西方向の歩行者用通路と、堂島川・土佐堀川の水辺空間に繋がる南北方向の歩行者用通路を整備 ・地区内への車両出入口をできる限り集約、地区内共用車路を整備。 ・緑豊かなオープンスペースの確保、敷地内の緑化、憩いやゆとりのある空間の形成。 ・地域の防災性向上や環境への負荷低減に配慮したまちづくり |
2025年7月の様子

現地の様子です。前回の取材が2024年12月だったので、約7ヶ月ぶりの撮影です。

NTTコミュミケーションズ 中之島ビルを北側から見た様子です。解体工事が本格化してきました!!

北東側からの様子です。いよいよ再開発が本格的に始まるのか・・・。という印象を受けました。

撮影ポイントを変えて、計画地を西側から見通した様子です。非常に広大で、グラングリーン大阪に続く次なる巨大開発であることを実感しました。

撮影時には、リーガロイヤルホテルの南側で「埋蔵文化財」の発掘調査が行われていました。

最後は計画地の西端付近から見通した様子です。
2024年12月の様子

現地の様子です。前回の取材が2024年4月だったので、約8ヶ月ぶりの撮影です。

南西側から見た様子です。計画地内にあった市道が廃止され、敷地全域で区画整理が始まりました。

計画地を南側から見た様子です。

計画地を南西側から見た様子です。

北西側から見た様子です。地上52階建て、高さ約196mのタワマン(仮称)大阪市北区中之島5丁目計画の予定地付近で重機が稼働していました。

最後は、計画地を北東側から見た様子です。
2024年4月の様子

現地の様子です。前回の取材が2023年12月だったので、約4ヶ月ぶりの撮影です。

B地区を南東側から見た様子です。現場名は「中之島五丁目地区土地区画整理事業」、発注者は「中之島五丁目地区土地区画整理事業共同施工者(代表:竹中工務店)、事業期間は2022年12月19日〜2026年1月31日まで、となっています。

A地区を南西側から見た様子です。

A地区を西側から見た様子です。

撮影ポイントを変えて、リーガロイヤルホテルから見た現地の様子です。メチャクチャ規模が大きな再開発になりそうです。

A地区の南側の様子です。

以前は不参加だった「NTTコミュミケーションズ 中之島ビル」が再開発に参加する事になりました。

最後は「NTTコミュミケーションズ 中之島ビル」を北西側から見た様子です。
2023年12月の様子

南西側から見た現地の様子です。現場名は「中之島五丁目地区土地区画整理事業」、発注者は「中之島五丁目地区土地区画整理事業共同施工者(代表:竹中工務店)、事業期間は2022年12月19日〜2026年1月31日まで、となっています。

リーガロイヤルホテル南側の様子です。

南東側から見た様子です。

計画地の北東角に位置する「ルイシャトレ中之島 」。残念ながら再開発には不参加となりました。

一方、当初は不参加だった「NTTコミュミケーションズ 中之島ビル」が再開発に参加する事になりました。

最後は北側から見た様子です。『中之島5丁目地区地区計画』は、グラングリーン大阪に続く大阪都心の次世代を担うビッグプロジェクトといえる規模で、なにわ筋線の開業にあわせて、同地区の交通利便性が飛躍的に高まる事から、予想以上の大規模開発に発展する可能性があります。個人的には複数のオフィスビル+高さ制限ギリギリのタワーマンション数棟、MICE施設、といった構成になると予想しています。


