大阪メトロと公立大学法人大阪は、2025年2月27日に、大阪市城東区の森之宮エリアで進められている「大阪城東部地区1.5期開発事業」の公募要領を公開しました!この事業は、Osaka Metroの新駅とともに、大阪公立大学の新キャンパスや多目的アリーナなどの都市機能を集約し、交流とイノベーションを促進する拠点を形成することを目的としています。数年前から検討が行われてきた森之宮エリアの再開発が、いよいよ具体化してきました。
開発の目的と背景
あらためて、計画概要を見ていきましょう。この事業は、2050年に向けた大阪全体のまちづくりを示す「大阪のまちづくりグランドデザイン」や、「大阪城東部地区のまちづくりの方向性」に基づき、地域の活性化を図るものです。多世代・多様な人々が集う国際色豊かな都市空間の創出を目指します。事業では、大阪公立大学の新キャンパスや多目的アリーナ、商業施設、歩行者ネットワークの強化を含めた都市機能の充実を図ります。また、全体を通じたエリアマネジメント活動として、オープンスペースや水辺の歩行者空間を活用し、イベント開催やプロモーションを通じてにぎわい創出が図られます。
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- A地区(4,208.3㎡):
- 大阪公立大学の新キャンパス:情報学研究科の教職員が勤務し、学生が学び研究する最新の教育・研究拠点
- オープンイノベーション施設:企業や地域と連携し、新たな研究や課題解決を進める共創スペース
- イノベーションアカデミー施設:起業支援、研究開発拠点としての機能を持つ司令塔施設
- 大学利便施設:学生や地域住民が利用できるカフェ、レストラン、書店、コンビニエンスストアなどの商業施設
- 大学連携施設:研究やビジネス展開を支援する施設として、産学官の連携を促進
- 歩行者専用立体通路(A地区):キャンパスと駅をつなぐ利便性の高い歩行者デッキを整備
- B地区(20,865㎡):
- 多目的アリーナ・ホール:スポーツイベントやコンサート、カンファレンスなど多様な用途に対応
- 商業施設・オフィス:オフィスやホテル、ショッピングモールを含む都市機能を強化
- 住宅施設:多様なライフスタイルに対応し、居住環境の整備を図る
- 歩行者専用立体通路(B地区):駅前空間とアリーナ、商業エリアをつなぐデッキを整備
- C1地区(約1,197㎡):
- B地区と一体的に開発可能なエリアとして活用
- A・B地区間歩行者デッキ(AB間デッキ)
- 本件新施設AとBを接続する歩行者専用立体通路を整備
- 都市計画道路を横断する形で設置し、利便性向上と回遊性強化を図る
開発スケジュールと今後の流れ
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大阪メトロ『森之宮新駅』の完成イメージ
公募スケジュールは以下のように進行します。7月上旬には優先交渉権者が決定する予定で、今年の夏には、具体化な開発プランが明らかになります。- 2025年2月27日:公募要領公表
- 2025年3月11日:説明会・現地見学会開催
- 2025年3月28日:公募要領に関する質問の回答公表
- 2025年5月30日:応募書類提出締切
- 2025年6月中下旬:プレゼンテーション審査
- 2025年7月上旬:優先交渉権者の決定・公表
- 2025年12月:実施協定の締結
開発事業者の負担と条件
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開発事業者は、定期借地権設定契約を締結し、借地料や契約保証金を負担するほか、以下のような義務を負います。特に、エリアマネジメントでは、歩行者空間やオープンスペースの活用、地域活性化イベントの開催などが求められ、将来的には大阪城東部地区全体の価値向上を目指すことになります。
- 地中障害物や土壌汚染の除去
- 建物の設計・建設・管理・運営
- エリアマネジメント活動(にぎわい創出、安全管理)
- イノベーション・コアの具体化活動
まとめ
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大阪城東部地区1.5期開発事業は、大阪公立大学を中心とした「知の拠点」と、多目的アリーナ、商業施設、歩行者ネットワークを含む都市機能の充実によって、大阪東部の新たなランドマークとなることを目指しています。大規模アリーナーの整備と新駅が開業する事により、今後、大阪の東西軸の東の拠点としてこのエリアが脚光を浴びる事は間違いありません。今後の公募プロセスを経て、具体的な開発計画がどのように進展していくのか、引き続き注目が集まります。
これはしっかり期限を切って工事に中々入らないでぐずぐずする様な事態は止めて欲しいですね。
茶屋町の東急が落札した再開発は一体いつ工事が始まるんです?
本来ならとっくに出来上がっている筈で、しっかり万博に間に合うなと思っていたんですよ。
期限はしっかり切って欲しいですね。出来ない様なら他所にという具合に。本当に茶屋町はどうなっているの? あそこが陰気でパッとしないのよね。
ラスベガスのMSGスフィアの四角いバージョン。なんてのもいいかもです。
住宅あるからムリかー。