名古屋鉄道が代表法人を務める事業者グループは、岐阜市と官民連携で整備を進めてきた観光・商業施設「岐阜城楽市」を、2025年4月26日に開業します。「岐阜を嗜み、OMOTENASHIを堪能する」をコンセプトに掲げ、国内外の観光客や地域住民が楽しめるにぎわいの拠点を目指しています。
【出典元】
→岐阜公園官民連携にぎわい創出事業新たな商業施設「岐阜城楽市」の出店店舗を公開！
計画の背景と目的
岐阜公園は1888年に開園し、織田信長の居城・岐阜城を擁する歴史的な観光地です。近年、観光需要の変化に対応し、より魅力的な観光資源として活用するため、官民連携による「岐阜城楽市」計画が進められてきました。
本プロジェクトは、2023年3月に岐阜市と名古屋鉄道が「岐阜公園官民連携にぎわい創出事業（Park-PFI）基本協定」を締結したことを機に始まりました。2024年9月に着工し、約760㎡の敷地に木造平屋建ての7棟を建設。飲食店や土産物店、休憩スペースを備え、観光客と地域住民がともに楽しめる場を提供します。
施設整備の狙いと期待される効果
岐阜城楽市の整備には、観光の活性化と地域経済の発展を促す狙いがあります。まず、岐阜城や金華山ロープウェーと連携し、観光客の滞在時間を延ばすことで、観光誘致の強化を図ります。また、地元の特産品や食材を活かした店舗を誘致することで、地域経済の活性化に貢献し、地元企業や生産者との連携を深めます。
さらに、本施設では織田信長が推進した「楽市楽座」の精神を現代に再現し、訪れる人々が岐阜の歴史や伝統文化を体験できる環境を整えます。観光客だけでなく、地域住民にとっても親しみやすい施設となるよう、飲食店やカフェ、イベントスペースを設け、日常的に利用できる憩いの場を創出することを目的としています。
出店テナントリスト
飲食店・カフェ
- 四季彩うどん 華きんとん
自社製麺所で作るこだわりのうどんや、出汁が香るおこわ、彩り豊かなお惣菜を提供します。長良川をモチーフにしたボックス席やテラス席を完備。 - 井ノ口珈琲焙煎所
岐阜の旧地名「井ノ口」にちなんだカフェです。地元産の食材を活用したメニューや、岐阜県産材を使用した内装が特徴です。 - 愛岐三（あきみ）食堂
愛知・岐阜・三重のご当地食材を提供します。岐阜中華そばや奥美濃古地鶏のケイちゃん丼、きしめんや味噌カツ丼などが味わえます。 - 城下町カフェ 魚久
戦国時代の茶店をイメージしたカフェです。土窯で炊いたご飯やどて煮、囲炉裏で焼き上げた干物などの和食を提供します。
スイーツ・食品販売
- 起き上り本舗
岐阜の縁起物「起き上り最中」をはじめ、地元のブランド菓子や地酒を販売します。 - Fruits Candy ar.（フルーツキャンディー アール）
季節ごとの厳選フルーツを使用したフルーツ飴専門店です。食べやすくカットされており、食べ歩きにも最適です。 - はちみつ専門店 秋田屋
創業1804年の老舗養蜂問屋が手掛ける初のリアル店舗です。はちみつソフトクリームや食べ比べ体験を提供します。
食べ歩き・イベントスペース
- POP UP STORE
焼きたてのたこ焼きや、もちもち食感の岐阜どら焼きを販売します。期間限定のイベントやワークショップも開催予定です。 - 肉工房 美乃家
飛騨牛の握り寿司や牛串を販売します。食肉卸の強みを活かした高品質な肉料理を提供します。
土産・雑貨店
- ぎふ おりんぴ庵
岐阜ならではの文化や歴史を感じられる“カワイイ”お土産を販売します。日本の“カワイイ文化”を発信します。
施設概要
- 所在地: 岐阜県岐阜市大宮町1丁目他
- 構造規模: 木造平屋建て 7棟
- 店舗面積: 約760㎡
- 開業日: 2025年4月26日
