（仮称）日本生命保険相互会社新東館 12.06

（仮称）日本生命保険相互会社新東館は、 淀屋橋にある日本生命の本店・東館（地上7階地下3階）を取り壊し、跡地に新東館を建設するオフィスビルの建替え計画です。この建替え計画に伴い、日本生命は大阪市内の７つのビルに分散している事務サービス部門の約5000人を新東館、本館、南館の３館に集約し業務の効率化が図られます。前回の撮影から約2ヶ月振りの取材でしたが、計画地には既に多数の重機が入っており、本格的な建設工事が始まっていました！

【過去記事】
→日本生命本店東館建替計画 12.04
→日本生命本店東館建替計画 11.10
→日本生命-本店東館建替計画 11.06
■追跡取材リスト

 

現地に掲示されていた、建築計画のお知らせです。

【スペック】
名称：（仮称）日本生命保険相互会社新東館
階数：地上15階、塔屋1階、地下2階
高さ：80.75m
敷地面積：6,162.41m2
建築面積：3,976.84m2
延床面積：60,449.86m2
着工：2012年6月1日
竣工：2015年1月31日（予定）

建築計画のお知らせに掲載されていた、南側から見た立面図です。御堂筋側にある本館と、（仮称）新東館は、高さ25ｍ付近（地上4階）に設けられる上空連絡通路で接続されます。










 

建築計画のお知らせに掲載されていた配置図です。配置図を見て解る通り、（仮称）新東館は、ほぼ正方形の形をした、１フロア辺りの床面積が大きな箱型ビルになるようです。階数の割りに延床面積が大きいため、公開緑地は少なめに感じます。


















続いて北東側から見た、（仮称）日本生命保険相互会社新東館 の建設現場の様子です。












ゲートが開いたので仮囲いの中を撮影してみました。トラックの奥には既にクローラークレーンや杭打ち機の姿が見えます。












仮囲いの透明な箇所から中を除いてみました。

最後は、ブリーゼタワーの展望室から見た、（仮称）日本生命保険相互会社新東館 付近の様子です。（仮称）日本生命保険相互会社新東館は、ビルの階数、高さはありませんが、大阪でも貴重な大型オフィスビルの新築工事なので、無事着工に漕ぎ着けてくれて何よりです。

大阪都心のど真ん中、淀屋橋のオフィス街の中に御殿風の和風建築物の園舎があり、現在も現役で稼働している所が大阪の懐の深さを実感させます。この大阪市立愛珠幼稚園の園舎は、1901年3月に竣工、以来100年以上使用されている現役の園舎で、現存する幼稚園園舎としては日本最古の園舎です。２００７年に国の重要文化財に指定されました。

新陳代謝を繰り返す事で、ダイナミックに表情を変え続ける大阪ですが、この愛珠幼稚園の園舎はいつまでもこのまま現役で活躍して欲しいなぁ、と思いました。