【再都市化ナレッジデータベース】←新規情報やタレコミはこちらのコメント欄にお願いします!

【デモンストレーション映像の放映開始】Namba One Vision(なんばワンビジョン)御堂筋線なんば駅南北通路に縦2m × 横21.5mの⼤型LEDビジョンが登場!現地の最新状況 23.08


※現地に掲示されていた告知を撮影しました

Namba One Vision(仮称)なんばメトロビジョンは、御堂筋線「なんば駅」から「南海難波駅」を結ぶ南北通路(中央改札前連絡通路)の壁面に設置された、縦2m × 横21.5mの特大横長LEDビジョンです。

長らく工事が行われてきましたが、2023年8月1日から新進気鋭の映像作家によるデモンストレーション映像の放映がはじまり、稼働開始しました。2023年9月が広告販売が開始されます。

この計画については、以前に発表された、同社の中期経営計画『2020年度改訂版』に掲載されていた、大型LEDビジョンの完成イメージパースから、なんば駅の南北通路に大型ビジョンが設置されると予想していましたが、現地を取材すると、既に工事が始まっており驚きました。

工事の発注者は大阪メトロサービス、施工者は岩田工務店。労災保険関係成立票を見ると、事業の期間は2022年10月31日から2023年7月31日まで、となっています。

【出典元】
Osaka Metro御堂筋線なんば駅の南北自由通路(改札外)に大型LEDビジョンを新設 ~新進気鋭の映像作家によるデモンストレーション映像を放映~

これまでの経緯


大阪メトロは2020年5月29日付けのニュースリリースで、Osaka Metro Group 2018-2025年度 中期経営計画の『2020年度改訂版』を発表しました。同社は「交通を核にした生活まちづくり企業への変革」をめざして『大阪の更なる発展に貢献する活力インフラ』をイメージした成長戦略を推進しています。

 中期経営計画の『2020年度改訂版』を見ると大型LEDビジョンの記述があり完成イメージパースが掲載されていました。上のパースを見ると、なんば駅の南海難波駅と近鉄大阪難波駅を結ぶ南北通路の壁面に見えます。梅田メトロビジョンほどの規模はありませんが、なんば駅に全長20m程の特大LEDビジョンが目線の真横に設置される様です。

【出展元】
Osaka Metro Group 2018-2025年度 中期経営計画(2020年度改訂版)

本町駅の御堂筋線と中央線を結ぶ3連エスカレーターに大規模デジタルサイネージが設置される!?



 

2023年8月の様子


現地の様子です。長らく工事が行われてきましたが、2023年8月1日からデモンストレーション映像の放映を開始が開始されました!

 


Namba One Vision(なんばワンビジョン)は長さが21.5mもあるので中々インパクトがあります。


高精細LEDディスプレイは、歩行者の動線上に沿って設置されており、 人の動きに合わせた映像の企画が可能となっています。ご覧の通り等身大の映像と伴走する様な映像表現か可能です。アイドルやアニメキャラクターと並んで歩く・・そんなPR広告ができるかもしれませんね。

 


近くで見た様子です。人物がデカすぎる!!

 



“Namba One Vision”の稼働開始にあたり、ビジョンの特徴である「高精細LED・シームレス・場所特性」の魅力を生かした、多様な文化を発信する“なんば”らしさを表現した、映像作家4名による特別なデモンストレーション映像が放映されています。また、音声付き映像の実証実験を実施しており、映像に音声をプラスすることで、広告表現の幅を広げるとともに、訴求効果の向上を目指しています。

本稼働は9月から始まるようなので、Umeda Arch Vision(旧称:梅田メトロビジョン)の様な面白い映像広告を期待したいと思いました。

Namba One Vision



画面サイズ:H 2m × W 21.5m(LEDビジョン)
放映形式 :1枠15秒 ロール
:12枠/3分
放映時間 :5時00分~24時00分
放映期間 :1週間
放映開始 :月曜日
放映素材 :動画、静止画
広告料金 :1社買切/2,500,000円(税別)
:ロール放映/250,000円(税別)
販売開始 :2023年9月より広告販売開始

2023年7月の様子



現地の様子です。前回の撮影が2023年1月だったので、約6ヶ月振りの取材です。ついに仮囲いが取り払われ、縦約2m × 横約22mの巨大なLEDビジョンが姿を現しました!歩行者の身長とビジョンを見比べると、実寸大の人間を映像で映し出す事が可能である事がわかります。

 



ビジョンを近くで見た様子ですがメチャクチャ高精細なLEDを使っており驚きました!

横長LEDビジョンを通路壁面に設置した例として、東京の東急線渋谷駅に設置された全長25mの超横長LEDビジョン(画素ピッチ1.9mm)がありますが、Namba One Vision(なんばワンビジョン)は、それと同等もしくはさらに高精細なLEDユニットが使われていると思われます。

 



さらにLEDビジョンの上部にはBOSE製の指向性スピーカーが複数設置されていました。LEDビジョンの映像と連携した迫力ある演出が期待できそうです。

 



Namba One Vision(なんばワンビジョン)の工事期間は2023年7月末までとなっており、まもなく試験放映が始まると思われます。ここまで高精細なLEDビジョンは大阪では珍しいので、試験放映が楽しみです。

 

2023年1月の様子


現地の様子です。完成イメージパースから読み解いた予想通りの箇所に仮囲いが設けられ工事が行われていました。

 

 


現地に設置されていた「お知らせ」です。中央改札前連絡通路に大型LEDビジョンを設置し、南南改札前広間にもデジタルサイネージが設置される様です。

 


南西側から見た様子です。

 



最後は工事箇所を真正面から見た様子です。なんばメトロビジョンは、梅田メトロビジョンほどではありませんが、人間の目線に沿った超横長のLEDビジョンは、面白い映像表現が出来そうです。

 

2020年6月の様子

資料に掲載されているパースから推測したので確証はありませんが、タイルの色や防火扉の金属レール、奥に電球色のエリア描かれているので、パース素材の撮影箇所はこの通路だと思います。

 

 

大型LEDビジョンの取り付け位置予想箇所にには消火栓があるので、本当にこの場所にLEDビジョンを設置するのであれば設備の移設を伴う大がかりな工事になりそうです。

 



大阪メトロは、『沿線を中心とした大阪及び関西の事業者やコンテンツの情報を世界に発信する「場」の創出にも取り組む』方針を掲げており、シンボリックな大型LEDビジョンは、その情報発信の場所として機能する事になります。

今回ご紹介している大型LEDビジョンの取り付け位置は、公開資料のパースを元に推測しているので確定情報ではありませんが、なんば駅は乗降客20万超えの重要駅なので設置される可能性は高いと思います。

4 COMMENTS

浪速区民

特大LEDビジョンもいいけど、その前に空調を入れて欲しいです。これからの季節は暑くてかなわない。

三刀流

大阪で一番、大型LEDビジョンを設置して宣伝効果が出る場所は大阪駅と阪急百貨店の間のJRガードです。コロナ関連のニュースで、何度ここが出てきたことか。大阪と言えば、ここの横断歩道です。号外を配るのもここ。それをニュースにするのもここ。街頭インタビューされたい人はここを行ったり来たりしていたら、いつかチャンスが来るはずです。
それにしても、この一番いい場所をなぜ、JR日本は利用しないのでしょう。さびの浮いた汚いガードがテレビに映る度にいつも思ってしまいます。

o-kinix

梅田は天井近くに設置されてるのですが
こっちは壁面設置だからもっと凄い迫力でしょうね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です